TVで雨上がり決死隊宮迫博之とロンドンブーツ田村亮の記者会見が行われ、TVで気が狂うほどVが放送されている。

　まあ、中田カフス、島田紳助などの暴力団関連問題に加えて、創業家をめぐる身内の諍いなどがあり、2009年6月に改正暴力団対策法が制定されたのと軌をいつにして、吉本興業はTOBによって、2010年2月に自ら上場を廃止。こういう企業が上場していたのが信じられないのではあるが。

謝罪会見

　興業と暴力団は切っても切れない関係で、超大物では故美空ひばりの実弟の加藤和也が暴力団組員として不祥事が続いたため、美空がNHK紅白歌合戦落選など芸能界からしめ出されたことが有名だ。

　その他タレントと暴力団の関係を語り出したら、いくら紙幅があっても足りない。

　ファッション業界では、宮迫が蛍原徹と雨上がり決死隊を結成する前に、コンビを組んでいたのがマークスタイラー社創業者の惠藤憲二(えとうけんじ)氏であるのが知られている。

　惠藤氏はすでに同社を売却して巨額の売却益を手にして経営からは離れているが、若き日、大阪で飲食店を経営しながら宮迫とコンビを組んでお笑いタレントへの道を夢見ていたが断念。

　その後は飲食店からキャバクラの経営に転じ、数百店規模まで拡大する大成功を収めたが、さらに女子コンパニオンの洋服を自前で作ることを考えて、アパレル業界に進出したと言われている。

　その橋頭堡になったのが、マークスタイラーというわけだ。

　惠藤氏は2016年にはタレントの伊藤千晃( エイベックス所属のトリプルエーAAAの旧メンバー。32歳)と結婚している。

惠藤憲二夫妻

　惠藤氏は、かつての相方宮迫の今回の騒動をどう見ているのだろうか。

（2019.7.31「岸波通信」配信　by 葉羽＆三浦彰）