喜多方の 熱塩加納の 「山形屋」 と言う温泉に 姉と一泊二日で 泊りに行って来ました 物凄くいいお宿で 私達が泊った部屋は、安い方を取ったので ひなびた感じが、 広くて 母の実家の様な 懐かしい落ち着く作りでした。 お風呂も野趣あふれる 物凄くおっきな せいせいする お風呂で 露天風呂も良く 何より 食事が 珍しい物ばかりで 初めて食べる食感のものや とても美味なる食事に 大満足でした。 帰りに鶴ヶ城に登って 郡山まで出て サザエさん展を見て ハイテンションで 楽しく 帰って参りました。 又行きたい。 そして、今回ご紹介したいのが 最初の日、 チェックインする前に 喜多方の美術館で開かれていた 人形展を見に行きましたら それは私でも写真を眼にした事がある、 「高橋まゆみ」さんの人形展だったのです。 入り口を入った途端に、 繰り広げられていた 居酒屋のリアルな風景 お人形さん1体1体のち密さと ディテールの細かさ それにつけ そのお人形さん達の、個性あふれる とてもいいお顔。 こう言う爺チャン居るよね。 この爺チャンこんないい顔してる。 特別なご馳走食べに来たんだね 婆ちゃんも嬉しそう。 腰の入り方 こんな腰だよね
繰り広げられていた昭和テイストもさることながら やはり人、 お人形さんの魅力が、 滲み出るその表情を 一体どこで見たのか そして 「高橋まゆみ」さんの中に この人たちはどうやって息づいたのか 思わず聞いて見たくなる程です。 その中でも、特に 眼の前が滲んだのが、この2枚の実際の作品 奥さんの背を抱きしめるお父さん 縮こまるお母さん それはまるで 見た事が無い筈なのに まんま おじいちゃんが着ているのは うちの父のジャンパーに見え おばあちゃんが被っている肩掛けは 母の物の様で 顔も形も違うのに なんだか父と母の姿の様で 苦労してきた二人が、 父が母に謝っている姿の様で 今思い出しても涙が込み上げます。 もう1つの作品は お婆ちゃんが 拝んでいる姿。 何を拝んでいるのか 一心に手を合せる姿は、いじらしくて かいがいしくて 見た事は無いのに やっぱり見覚えがある気がする。 我知らず涙して、 早めに見終えて会場を出たら 姉も涙を拭きながら出て来ました。 やはり同じ思いだったようです。 とてもこの人の作品は 豊かで懐かしくて 茶目っ気があって そうそうこうだった と同時に そうそうこう言う人今も居る そんな 望郷の念の様な 塊が小さな人形として 眼の前にあるんです。 どうしても琴線に触れてしまうのです。 私は、見るまで 余りお人形と言うものに 思い入れは無かったのですが 単なる人の形では無いのだと 新たに教えて貰った気がします。 そこに居るんですね。 そしてそれは 現実の記憶 背景に伴って 記憶と実際の感触になり つながって喚起させるものだと 思いました。 とても豊かで愛情溢るる 素晴らしい作品 と言うより 人達に会いに行って来た 感触です。 Written by
Akio (2013.11.22up) |