「This Is It」 Blue Piano Man

 ずっとずっと
 暗示の様に聞かされてきた定説が

 30代は坂を転がる様にあっと言う間だよお?
 と言う
 年代順あっという間説。

 10代20代に比べて
 歳をとると
 あっという間
 特に30代40代は

 と聞いて来たのですが

 ふと
 9月で本当に40歳になる前に

 30代を振り返って思い出してみました。

 冷静に展望してみると

 私の
 三十代は
 長かった

 多分色んなん事をしたし
 色んな人に会ったし
 色んな目に遭ったし

 経験も沢山したので
 震災もあった
 そう考えると

 非常に

 あっという間
 とは言うけれど
 二十代の
 訳が分からずがむしゃらに
 ジタバタしていた10年よりは

 格段に長く感じるのは、まだ過ぎ去った30代では
 ないからなのか?

 特に三十代の終わりころから
 母の介護
 そして

 お父さんとお母さんが居ない
 孤独
 悲しみ
 人としての傷み

 そんな心の機微も理解したからなのか・・・

 介護の一年は、がむしゃらだったので
 余り正直思い出せない位、
 別な
 余りにも苦しかったので
 思い出さないようにもしている
 節があります。

 しかしそれにしても
 30代前半も
 職場
 ゴスペルのサークル活動
 恩人の死
 があって
 そこから

 震災の恐怖と絶望

 友人のお子さんの誕生の喜び

 様々な形で
 様々な事が身の周りで起きて

 がむしゃらだけど、
 一人相撲じゃない、
 自分と周りとの関係や

 概念の喪失と
 再生

 でも多分やっぱり
 お父さんとお母さんが居た

 落ち着きがあったからだ
 とは思うんです。

 ちゃんと守られてた、10年だった。

 20代も10代も
 生まれた時からずっと守られてきて

 今こうして一人で立とうとしている
 友人や知り合いや
 親戚が居るのですが。
 その関係性をちゃんと
 構築できている。

 そこに後悔が無いからなのか、
 以外と本当に
 みっちりした
 長い10年だったように感じます。

 執着もある程度なくなったし、
 尊敬する相手も
 父母に変った。

 めまぐるしく起きているようで
 非常にこつこつと
 黙々とできた事もあり
 20代に比べて

 根拠のない自信は無くなったけれど

 経験してきたことへの自信は
 持てる様になったし
 劣等感はなくなってきました。

 激しく変化したように思うし
 20代に比べて
 肝が据わったようにも思える。

 不思議

 そして今は傍に、
 両親が

 なんとなく居る気がする
 この概念は
 実は私のポリシーとは真逆。

 小説では描いているけれど
 幽霊とか
 心霊現象とか
 全く否定派なんですが

 こと祖母や
 家族の事となると
 自分の思いが反映されるのか、
 それともやはり血に交じって
 体に既存して生きているのか、
 見ててくれてる感じがして
 普通に純粋に信じて
 居る様に感じられるんですねえ

 はっきりと
 父母に護ってもらっていると
 感じるんです

 多分トータルして思い出した時
 振り返ってみると
 忙しさに忙殺されて
 早かった、
 そんな気分になるのかもしれないんですが

 今の展望台の様に
 振り返って展望すると

 随分いろいろ変って
 そしてやはり自分として
 今居る有り難さ。

 余計な物は取れているのに
 必要な事だけじゃない
 見え方

 とにもかくにも
 今現在健康で居られるのは
 父母のおかげです。

 そして若い時から培ってきた
 自分自身の
 意識・・・

 だから
 十代、二十代の
 悩める人達に

 そんな悩まなくても
 色んな事は避けられない時は来るんだから
 十分養生して
 その時まで悩まない
 位
 色んな事があるんだよお

 そして
 落ち着く時もあるんだよお

 と言いたいですね

 まだ
 不安定な気持ちや
 思い迷ったりも
 泣いちゃったりも
 多々ありますが

 この先の10年
 20年
 その後も
 どうなっていくのか
 真っ白な予想もできない

 そんな歳の取り方は、
 安定してないと映るかもしれませんが

 意外と自然任せ
 自分任せで
 シンプルな
 自分になれたりもするんです。

 こんな30代もあるんですよね

 たった一度の人生

 でも自然な生き物としての一生の中の30代

 あなたならどう思いますか?

  Written by Akio (2013.8.12up)

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