イギリスのBBC製作のドラマ
話題になっていた事も知らず
BSで放送したのをたまたま見て
初め、「これは何?ホームズっぽい?」
と初回から眼を釘づけにされて
なおかつ原題である「シャーロック・ホームズ」
のホームズを匂わす推理の理論構築は見事!!
21世紀にもしシャーロック・ホームズが居たら?
そんなコンセプトで、企画・脚本の二人が
大大大「シャーロキアン」
なる「シャーロック・ホームズ」オタク
であり、
それが見事に結実したドラマが
この「SHERLOCK」
スマートフォンも駆使した現代の「ホームズ」
と風味の違うけれど同じ香りと頭脳を持つ
「シャーロック」
は見せ場も見せ方も多彩で
画面構築からカメラ、
テロップの入れ方など
多種でありながらスマート!
正に現代版
実は昔ホームズファンだった私は
下手な話ならお断り
なところがあったけれど、
この作品に関しては
グレイト!!
文句なしに魅了されました☆
特にシャーロックの2シーズン
第一話の
「ベルグレービアの醜聞」
アイリーンアドラー
彼女の言う
「戦闘服」
が裸
イスに座りシャーロックに
???
推理する箇所を作らない
足を組んだスタイルは
体を隠しながらもセクシーで
フォルムと気品抜群!
この回では企画脚本の二人も
アドラーをただの女王様のイメージにしたくはなく
気品を持たせたいと言った
コンセプトはハマっている♪
「知的って新いセクシー」
このセリフも彼女が囁くと
すんばらしい(¥U¥)
彼女曰く
「イケない事をしてのし上がってきた」
彼女の保険も、又スマートフォンに入れた情報
そしてラストにシャーロックに言わせる
「あの女」
の締めもいい。
2回言わせるのはどうかと
細かい事は気になったけれど。
様々な現代の作りも、
セリフ、推理構築、映像
丁寧に作りこまれている
小さなセリフもテクニックがあって
この話の
冒頭で大事なつなぎになる部分では
説明部でもあるこの部分で
アドラーに
「悪い子にしてた?お姫様」
そう言わせた妙に
このセリフが現すアドラー像が見事で
見習いたい。
大きなギミックが無かったけれど、
十二分にドラマではなく
映画を作るつもりで撮った
エンタテイメント性は群を抜いている。
そして何より
シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチ
の美しさと言ったら!!
現代のホームズ
ならぬシャーロック
一人歩きする理由もわかります。
DVDはセカンドシーズンまで
3話ずつレンタルでも出ています。
日本語吹き替えが又いいんですよ!
モリアーティーなんてその声しか思い浮かばない程!
配役もバッチリで
兄役の企画の一人が演じる
マイクロフト
もいい味出してます♪
是非秋の宵に***
Written by Akio
(2012.11.12up)
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