<<INDEX | <PREVNEXT>



  エル・トポ  by 真魚

 ’86東京国際ファンタスティック映画祭にて
 日本で初めて公開され
 カルトムービーの原点として注目を集めた

  「映画とは詩であって欲しい」という
 ホロフスキーの姿勢が
 観る者に幻覚剤にも似た衝撃を与える作品

 

◆欲望の翼(1970年/メキシコ映画)
 監督・脚本: アレハンドロ・ホドロフスキー
 
出演 アレハンドロ・ホドロフスキー/ブロンティス・ホドロフスキー/デヴィッド・シルヴァ

 かつて“メキシコ映画祭”でささやかに上映されただけの伝説のカルト・ムービーが、ビデオ・ブームに乗ってようやく一般公開となった。山賊を始め、哲学者、自然主義者、聖人などを次々に撃ち殺していく、エル・トポ(もぐら)と呼ばれる一人の男。荒野を血で染めぬいた挙げ句、命を落としたエル・トポだったが、やがて彼は僧侶として再生し、地底生活を余儀なくされているフリークスを眼にする……。メキシコの誇る偉大なる異能作家ホドロフスキーが、全てを投じて作り上げた一大パノラマで、鮮烈な映像美と深遠なテーマに彩られている。スクリーンから放たれる、ある種麻薬的な魅力は観る者を虜にする。


Poem by Mao
BGM by Blue Piano Man "alone”
Photo:「エル・トポ」
Site Arranged by Habane

 

真魚詩集
Copyright(C) Mao&Habane. All Rights Reserved.