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  欲望の翼  by 真魚

 「恋する惑星」「天使の涙」で
 ウォン・カーウァイを語ることなかれ

 本作品が持つ「アジアの湿度」こそが
 真のウォン・カーウァイの魂であったはずだ

 全編を気だるく流れるラテンミュージックも
 感性良くMTV感覚の「恋する」とは雲泥の差である

 

◆欲望の翼(1991年/香港映画)
 監督・脚本: ウォン・カーウァイ
 出演 ジレスリー・チャン(ヨディ)/ マギー・チャン(スー) /アンディ・ラウ(タイド)/ トニー・レオン(謎の男)/ ジャッキー・チュン(サブ)/ カリーナ・ラウ(ミミ

 サッカー競技場の売り子スー・リーチェン(マギー・チャン)は、ある日突然遊び人風の客ヨディ(レスリー・チャン)に交際を迫られ断るが、一分間だけ時計を見ているように言われる。1960年4月16日午後3時。やがてスーはヨディを愛し始めた。ヨディはナイトクラブを経営する養母(レベッカ・パン)と暮らしていたが、彼女が部屋に連れ込んだ男を叩き出し、男から取り返した養母のイヤリングの片方を、居合わせたクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)にあげてしまう。翌朝、ヨディと一夜を過ごしたミミが部屋を出てくると、昨夜彼女と部屋で出会い、一目惚れしてしまったヨディの親友(ジャッキー・チュン)が待っていた。一方、ミミの存在を知って放心状態で夜の町をさまよっていたスーを見つけ、慰めたのは巡回中の若い警官(アンディ・ラウ)だった。彼はスーに恋心を抱くが…。


Poem by Mao
BGM by Blue Piano Man "alone”
Photo:「欲望の翼」
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