「windblue」 by MIDIBOX


なんと冬の10連休はあっという間に終了。

 終日麻雀ウチ納め、競艇・競輪・競馬など年末総決算レースTV観戦、最終忘年会、銀行・通院・マッサージ・散髪・大学関係事務処理など終日雑用、元日新年会、近くの銭湯ランドに1日がかり湯治、風邪をひいた孫の終日子守など誇るべきことは何もなく、懸案の大掃除もしなかった。

 まあTVで映画を10本見たぐらいかな。その10本をご紹介しておく。

1.「ブレードランナー ファイナル・カット」(1982年&2007年 リドリー・スコット監督)

 やはりSF映画の金字塔。デジタル後処理で甦った。

 2019年を描いた映画だが、2019年に見直すと感慨深い。

ブレードランナー ファイナル・カット

 登場する車や都市のデザインをしたヴィジュアル・フューチャリストのシド・ミードが12月30日に86歳で逝去した。

2.「ブレードランナー2049」(2017年 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)

 悪くはないが、「スターウォーズ」、「2001年宇宙の旅」、「サクリファイス」「惑星ソラリス」などタルコフスキー映画の引用が目につく。

ブレードランナー2049

3.「バードマン」(2014年 イニャリトゥ監督)

 ハリウッドで躍進するメキシコ人監督のひとりによる作品。こういうアイデンティティ探しの裏幕物が個人的には好きなので。

バードマン

 マイケル・キートンの一世一代の怪演。

4.「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988年 トルナトーレ監督)

 NHKの4Kシネマ劇場で再視聴したが、古典的名作が最新技術で甦っていた。よくある話だがやはり上手くできている。

ニュー・シネマ・パラダイス

 フィリップ・ノワレの代表作になった。

5.「ターミナル」(.2004年 スピルバーグ監督)

 設定に無理がある。

 トム・ハンクスがいなければ最悪映画の代表例だったのでは。

 

 スピルバーグによる寅さん映画の趣き。キャサリン・ゼダ・ジョーンズのCAが実に魅力的。

6.「ラ・ラ・ランド」(2016年 デイミアン・チャド監督)

 個人的にミュージカル嫌いな上に過去の名作のサンプリング映画という感じ。エマ・ストーンは演技巧いが踊り下手。

ラ・ラ・ランド

7.「ボーダー」(1981年 トニー・リチャードソン監督)

 ジャック・ニコルソンの大ファンとして、やっと見れたが、ヒドイ映画でガッカリした。

 トニー・リチャードソンはこのあたりからダメになってしまったようだ。

 

 アメリカ&メキシコ国境エルパソの警官の話だが、トランプ大統領に見てほしい映画だ。

8.「バーバー吉野」(2004年 荻上直子監督)

 もたいまさこ演じる理髪師が主演の奈良県吉野を舞台にしたおかしなおかしなコメディ映画。

バーバー吉野

 若干無理があるが、そこは荻上ワールドにつき目をつぶる。

9.「カノン」(2016年 雑賀俊朗監督)

 暇つぶしに見てみた。佐々木希の大根役者ぶりに初笑い。

 ミムラ(美村里江)って初めて見る女優だが金聖響と結婚・離婚していたんだ。

 比嘉愛未って女優も初めて見るなあ。鈴木保奈美のアル中・認知症ぶりが鬼気迫っていた。

 

 それにしても三姉妹が認知症の母親の前でパッフェルベルのカノン弾くってエンディングに唖然!

10.「麒麟の翼」(2011年 土井裕泰監督)

 あれほど東野圭吾原作の映画は見ないと心に決めていたのに、また見てしまった。そしてまた怒り心頭に。もういい加減にせんかい!

 阿部寛刑事に父の三回忌をやるようにヒステリックに迫る看護師役の田中麗奈って一体なんなんですか?

麒麟の翼

中井貴一や松岡修造をみるとオキシを思い出して笑っちゃうんだけどなあ(笑)

うぉいっ!!(笑)

                

(2020.1.10「岸波通信」配信 by 葉羽&三浦彰)

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