老いの悲しみ (詩:葉羽)
何かを得るためには 何かを喪わなければならない
感動の心は衰えないけれど 感動の記憶は埋もれてしまう
哀しみを和らげる術は覚えたけれど 感情を言葉にする術は忘れてしまう
それが 歳を重ねるということ
言葉・・ 言葉・・ 僕達は どんどん言葉を失っていく 心の安寧と引き換えに
それは 喜ぶべきことなのか はたまた 不幸なことなのか