いま、逢いに行きます (詩:葉羽)
朝霧が晴れて 光さす野辺 ため息を どうするわけでも ないのだけれど 物思いながら ひとり歩む小経(こみち)
ふいに 貴方の香りがしたようで 振り向いて みたけれど そこには 風に揺れている蓮華草
生まれた街を 捨て去ることは できないけれど 悲しい思い出も 捨て去ることは できないけれど
ならばせめて この想い ひとつだけでも 瑠璃色の 風に乗せて 貴方に 届けましょう
瞳を閉じて・・ 千里の距離を越えて・・
いま、逢いに行きます いま、逢いに行きます