その48
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  いま、逢いに行きます (詩:葉羽)

 朝霧が晴れて 光さす野辺
 ため息を
 どうするわけでも ないのだけれど
 物思いながら ひとり歩む小経(こみち)

 ふいに 貴方の香りがしたようで
 振り向いて みたけれど
 そこには 風に揺れている蓮華草

 生まれた街を
 捨て去ることは できないけれど
 悲しい思い出も
 捨て去ることは できないけれど

 ならばせめて
 この想い ひとつだけでも
 瑠璃色の 風に乗せて
 貴方に 届けましょう

 瞳を閉じて・・
 千里の距離を越えて・・

 いま、逢いに行きます
 いま、逢いに行きます

Poem by 葉羽
 MP3 by Kaseda Music Labo “十五夜の月”
  Photo by 呉のメバル師 “れんげ草”
   Site Arranged by Habane

 

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