少年 (詩:葉羽)
今年もまた花火の季節 缶ビールを買い込んで 河原に陣取る場所を決める
打ち上げが始まると 一斉にあがる歓声
川岸にひしめく 綿菓子と風車の出店
ふと気付けば 傍らに浴衣の少年
そこに 悲しい目で空を見上げる 昔の僕がいた・・