冬支度 (詩:大和伸一&葉羽)
色褪せてきたとはいえ 山肌を流れる雲の影が 最後の輝きに色を添える
車の通りも少ない旧道は 辺り一面、落葉に覆われ 虫の音も鳥の鳴き声も無い
聞こえて来るのは 風に舞う落葉の 乾いた音ばかり 山はもう冬籠りに入る
暑かった夏を引きずりながら 冬の装いをしていない自分に気付く
PAGE TOP