その275
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  冬支度 (詩:大和伸一&葉羽)

 色褪せてきたとはいえ
 山肌を流れる雲の影が
 最後の輝きに色を添える

 車の通りも少ない旧道は
 辺り一面、落葉に覆われ
 虫の音も鳥の鳴き声も無い

 聞こえて来るのは
 風に舞う落葉の
 乾いた音ばかり

 山はもう冬籠りに入る

 暑かった夏を引きずりながら
 冬の装いをしていない自分に気付く

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by 甘茶の音楽工房 “ソワールへ続く道”
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   Photo by 大和伸一 "落葉の海"

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