その242
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  ロスト・サマー (詩:大和伸一&葉羽)

 大荒れになりそうな雲行き
 それでも心が逸り
 白布の食堂で蕎麦を味わい
 峠を越えて裏磐梯へ

 高原の頂きには
 一面に靡く芒の穂
 暑い暑いとダレている間に
 いつしか忍び寄る秋の気配

 その週末の115号
 厚い黒雲に覆われた
 吾妻に向かって
 沢山のバイクが走る

 自分のように
 じっとして居られない者が
 大勢いるという事か

 賑やかだった蝉の声も力なく
 嵐の後は きっと秋風・・

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by TAM Music Factory "明日の翼”
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   Photo by 大和伸一「秋の気配」

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