その230
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  最後の白鳥 (詩:大和伸一&葉羽)

 満開の梅の香りに
 早い春を感じていたら
 気まぐれな春の雪

 読書をしていると
 いつの間にか雨に変わり
 やがて暖かな陽射し

 そして帰り際
 親水公園に立ち寄れば
 沢山の鴨たちが
 川面に泳ぐ

 さすがに白鳥の姿は
 見えないなァと思ったら
 ふいに聞き慣れた鳴声

 上空を見上げれば
 最後の白鳥の隊列が
 北を目指して飛び去っていく

Poem by 大和伸一
 MP3 by TAM Music Factory "春は来るから”
  Site Aranged by Habane
   Photo by 大和伸一「夕空」

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