瞑目の秋 (詩:大和伸一&葉羽)
猛暑が続いた頃 今年の秋は来るのだろうか と思えたのに 突然やって来た秋
色づく山や 燃える紅葉に 見とれるいとまもなく 吾妻の稜線が白く染まる
芒のたなびきに 無常を感じた昼下がり 親しい人の訃報が届く
沢山の思い出が駆け巡る中 ガンガーの流れが脳裏をよぎり
闇に消えて行く蝋燭の灯を 思い出した秋寒の夜
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