その219
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  瞑目の秋 (詩:大和伸一&葉羽)

 猛暑が続いた頃
 今年の秋は来るのだろうか
 と思えたのに
 突然やって来た秋

 色づく山や
 燃える紅葉に
 見とれるいとまもなく
 吾妻の稜線が白く染まる

 芒のたなびきに
 無常を感じた昼下がり
 親しい人の訃報が届く

 沢山の思い出が駆け巡る中
 ガンガーの流れが脳裏をよぎり

 闇に消えて行く蝋燭の灯を
 思い出した秋寒の夜

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by 甘茶の音楽工房 "静寂の星空"
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   Photo by 大和伸一「秋寒」

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