その21
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  どん底 (詩:葉羽)

 都会の風景は 華やかな嘘と孤独
 シャッターを切るたびに 渇いていく心

 仮面の街で 空回りした情熱は
 まるでガラスにさえぎられたパントマイム

 帰ろう・・喧騒に別れを告げて
 帰ろう・・夢はこの街に捨てていこう

 後ろへと流れていく 車窓のイリュージョン
 読み捨てられた新聞が風に舞う

 さんざめく明かりは 朝(あした)に色褪せて
 埃まみれの烏が 堕ちた夢をついばむだろう

 さよなら・・手のひらから零れ落ちた想い
 さよなら・・僕の大切なものたち

Poem by 葉羽
 MP3 by Blue Piano Man"The Ballad Of Lonely Clown"
  Photo by 大和伸一 “さよなら”
   Site Arranged by Habane

 

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