風に吹かれて (詩:大和伸一&葉羽)
季節遅れの入道雲が 北の空に湧き上がる 陽気に誘われて 万蔵稲荷から七ヶ宿
夏の色合いを残した森に 弱弱しい蝉の声 時折り吹く風に 芒の海が揺れている
関宿で食べた天麩羅蕎麦の ホロ苦い山女(アケビ)に秋を感じ 小野川温泉の熱い湯に 思わず口に出る"極楽極楽"
きっと前世は 旅人だったに違いない
風に吹かれて西から東 夢一つを道連れに
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