その156
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  霧の彼方 (詩:葉羽)

 水草が風にそよぎ
  白い息が霧に溶けていく

 振りむけば君が居て
  昏い空に細い手をかざす

 あの日僕たちは
  険しい道を進むことを選んだ

 たとえその先に
  困難が待ち受けていようとも

 いつしか時は流れ・・
  幾つものものを失ったけれど

 君の面影ひとつを胸に
  この道をもう一度歩き出そう

 あの日二人で
  霧の彼方に見た夢を
   追い続けることこそ
   僕たちが生きた証(あかし)

Poem by 葉羽
 MP3 by 音楽の卵 “紡ぐように”
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   Photo by 大和伸一”霧の猪苗代湖”

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