その151
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  雨上がりの幻影 (詩:葉羽)

 cafe周り…
 雲行きのあやしい空

 昨夜から
 空気はシットリと重く
 朝からの小糠雨

 誰もいないcafeで
 独り本を読んでいると

 いつの間にか雨が上がり
 あたり一面の霧・・

 色付き始めた森が色を失い
 息遣いだけが聞こえてきそうだ

 ふと霧の中
 遠い昔のように
 妻と語らっている気がした

 妻の励ます声が聞こえ
 微笑む眼差しが見えた

 それは今
 木々を照らしはじめた
 陽射しよりも暖かだった

Poem by 葉羽
 MP3 by 音楽の卵 "落葉"
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   Photo by 大和伸一”陽射し"

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