雨上がりの幻影 (詩:葉羽)
cafe周り… 雲行きのあやしい空
昨夜から 空気はシットリと重く 朝からの小糠雨
誰もいないcafeで 独り本を読んでいると
いつの間にか雨が上がり あたり一面の霧・・
色付き始めた森が色を失い 息遣いだけが聞こえてきそうだ
ふと霧の中 遠い昔のように 妻と語らっている気がした
妻の励ます声が聞こえ 微笑む眼差しが見えた
それは今 木々を照らしはじめた 陽射しよりも暖かだった
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