氷の世界 (詩:葉羽)
寒波が来るという週末 夕焼けが妖しく染まり 眠れない夜に 色を失っていく空を見ている
凍てつく空に 震えているような夜半の月 降り出した雪は 全ての音を奪っていく
眠りにつく世界の底で ひっそりと息づくカフェの灯り
長い夜が明ければ そこは氷の世界・・ 働き者の除雪車が 早朝からのご出勤
せめてこんな日は 春の色を添えておもてなし
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