三泣きの町 (詩:葉羽)
ちょっと旅でもするような 軽い気持ちで 静かな 山あいの町に赴任した
見知らぬ土地での暮らしに 淋しくて 一人泣いた・・・
そこで生活を営み 病を得て 投げやりになった時
人々の思いやりに触れて うれしくて また泣いた・・・
時はめぐり 町を去る日が やって来た
日曜教会で一緒に遊んだ 障害を持つ子供たちが 袖にすがって 「行くな」と泣く・・・
桃源郷の町 会津は 人を三度泣かせる町