泣いたっていいんだ (詩:葉羽)
泣いたっていいんだ くじけてもかまわない
三年もの長い間 消え行く命の炎と向き合いながら 眠れぬ夜を過ごして来たね
時には 激しく口論し 時には 涙ながらに訴え そして 母娘二人 最後の思い出を紡いで来たね
彼女の魂は 今 ようやく解き放たれて 穏やかに天に還って行く
僕には分る 笑顔の向こうの哀しみが
だから 泣いたっていいんだ もう くじけてもかまわない
今は 僕の腕の中で 心行くまで おやすみ