ホーリーにご注意! (詩:葉羽)
明日は年に一度のホーリー
午前中の外出はペンキをかけられたり
いろいろと危ないというので
鬼の居ぬ間に長めの散歩
朝の風景はいつもと変わらず
いつもの階段で
いつもの犬たちがじゃれている
爺さんは今朝も寝てるし
ワンコもお付き合い
これが嵐の前の静けさというヤツか
そしてホーリー当日
街は騒乱状態のデンジャラス
どんなふうにデンジャラスかと言うと
こんなふうにデンジャラス
やられてばかりは居られない
早速こちらからもお返し
ただし ただの危ない人にしか
見えないかもだが…
たちまち辺りは阿鼻叫喚
何でも照れずにやるのが肝心
バカ陽気な祭りはコレでいいのだ
三日目ともなれば喧噪も下火
さすがに正気に帰るらしい
一応警戒を怠らず市場へと向かう
見た目美味げな野菜たち
でも肥料はかなりアヤシイらしい
信用できる店しか買ってはならぬの
キツイお達しが脳裏をよぎる
こちらは金ぴかの露天商
ついつい心は動くけど
どうやら安物ばかりらしい
狂乱の祭りも終わり
明日からは多分いつもどおりの日常
こうして何千回目かのホーリーが暮れて行く |