終(つい)の住処 (詩:葉羽)
ちょっと無理やりな展開ではあったけれど
とにもかくにも ここが僕たちの“終の住処”さ
ちょっと不便ねと君は言う・・・でも!
そんなことは多分 取るに足らない問題
ホラ、見てみなよ カーテンから溢れる光
小鳥のさえずりが時刻(とき)を告げるよ
窓を開け放てば きっとそこには
銀の妖精が舞い降りている・・・
アウトドアーが苦手だと 君はカコツけれど
とりあえず電気だってあるじゃないか
無農薬野菜の虫食いが嫌いだって?
その美味しさは 食べてみりゃ分かるよ
朝焼けと共に目覚め 僕は森へ炭焼きに
君はキビタキやリスをお供に 泉へ水を汲みに
夜の帳(とばり)が降りたなら
星を数えながら 物語をしてあげよう
僕の夢と君の夢は多分違う・・・でも!
きっと ここが素敵だと思う日が来るよ
だって、この僕が選んだのは
他でもない
世界でただ一人の君なのだから・・・ |