こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
演技しながら監督するのはやりやすい。
口論の相手が一人減るからね。
これは、かの名監督ロマン・ポランスキーの言った言葉。
監督という稼業は、よっぽど自我が強くないと映画人は務まらないようで。
ということで、今回は、映画に関する“素敵な言葉”をアラカルトでお送りしたいと思います。
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ロマン・ポランスキー監督 |
好きなだけ、私のことを批判するがいい。私を正当に評価しているだけなんだろうからね。
〔リチャード・バートン〕
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やはり、そうなんだ!
緊張したのは、三四郎の最初のワンカットだけ。あとはもう、映画づくりというやつが、楽しくて仕方なくなった。
〔黒澤明〕
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まさに“天才”だからこそ言える言葉ですね。
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黒澤明監督 |
映画監督になりたいという人がいるが、その考えは間違っている。
何かになりたいというのは、有名になりたい、人から認められたいという気持ちの表れに過ぎない。
大事なのは、映画を作りたいと心から思うことだ。
何かをやりたいという気持ちがあれば、物を作る喜びを感じることができる
。
〔ジャン・ピエール・ジュネ〕 |
これは心に響く言葉です。
我々も「有名人になりたい」とか「人から認められたい」ではなく、「何か」に一生懸命打ち込むこと・・・できれば好きな事で、価値のある事に。「結果」は後からついてくるものなのですね。
次は、映画の中に登場した名セリフから・・・
都会の人間は他人に無関心だ。強姦魔に襲われたら”火事だ!”と叫べという。
”助けて!”と叫んでも誰も来てくれない。
〔『セブン』から〕 |
この話、僕が小さい頃、親父から教わった言葉と同じです。
古い時代の何かに共通の出典があるのでしょうか?
「よお、相変わらずバカか」
〔『男はつらいよ』から〕 |
ご存知、フーテンの寅さんの記念すべき第一作で登場して以来、何度も使われたセリフです。
全48作! おそらく古今東西の映画では、同一俳優が主演した連作モノでは世界一の回数を誇るのではないでしょうか?
渥美清さんは、実生活では、非常に生真面目で礼儀正しい俳優さんでした。この映画がこれほど長く支持され続けたのも彼の人柄ゆえでしょう。
もう一つ、忘れられない名セリフがあります。
「俺とお前は違う人間に決まってるじゃねえか。
早え話が、お前がイモ食ったって、俺のケツから屁が出るか!」
〔『男はつらいよ』から〕 |
あははははは! 見事な台詞ですね。
最後に、もう一丁・・・。
「実は私たち、結婚できないのよ」
「なぜ?」
「だって私はブロンドじゃないし・・」
「かまわん」
「うんとタバコも吸うし・・」
「いいよ」
「サックス奏者と暮らしているし・・」
「許すよ」
「子供も産めないし・・」
「養子をもらうさ」
「わかってないのね!」
(やおら、カツラを取って)
「俺は男なんだっ!」
「完全な人間なんていないよ」
←(おいっ!)daddy
〔『お熱いのがお好き』から〕 |
「お熱いのがお好き」
モンローは既に30代半ばだったけど、
まさに円熟のセクシー・ダイナマイト!
彼女の代表作と言われる所以だが、
実は主演ではない。
主演は女装の二人。 |
まだまだ尽きない映画の話・・・これからも続きます!
/// end of the “cinemaアラカルト3「映画にする名セリフ」” ///
(追伸)
岸波
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !
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フーテンの寅さん
(←国民的映画というのは、
こういうのを言うんでしょうね。) |
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