◆一番野球がうまい選手になりたい。シンプルな目標に向かって頑張りたい。
　エンゼルスに入団が決まった大谷翔平が、渡米前に成田空港で行った会見にて。

◆まだ成し遂げてはいない。終わったときに、やりきったというシーズンにできるように一日一日、まずは明日頑張りたい。
　2018年4月3日、大谷翔平は8番DHで本拠地デビューし1号３ラン本塁打を放つ。1日には勝利投手となっており、3日間で勝利投手・本塁打は1912年のべーブルース以来。ヒーローインタビューで「成し遂げた感想は」と聞かれ。

◆どう始まるかよりは、どう終わるかが凄く大事だと思う。
　2018年4月末、投打に大活躍した大谷翔平が「この一か月を振り返るとどんなものだったか」と聞かれ。

◆打てない、打たれたとか、落ち込んだりすることはある。でも毎日、良かった悪かったというのが出てくるのは幸せなことじゃないかなと。
　2021年11月、日本記者クラブでの会見にて。メジャー三年間は右肘のトミー・ジョン手術、左膝手術と苦難の連続だった。無事、試合に出場できたことの喜びについて。

◆人生が夢をつくるんじゃない！夢が人生をつくるんだ！！
　花巻東高３年時に作成した『人生計画表』の27歳の蘭には「WBC日本代表MVP」と書かれ、一年遅れではあったがそれを達成した。同蘭には、上記の決意が力強く書き加えてあった。

◆失った以上に、チームメート、チームに支えてもらっている。サポートしてくれる人たちがたくさんいるので、むしろそっちの方がありがたい。
　2024年3月、通訳水原一平の不正送金事件が発覚し、ドジャースに移籍したばかりの大谷翔平は大きなトラブルに巻き込まれた。「経済的なことでマイナスがあった。感じるものはあるか」とのインタビューに答えて。

◆メンタルを言い訳にはしたくないので、そこも含めて技術だと思っています。
　ドジャースで開幕から自己ワースト40打席不発で迎えた4月3日のジャイアンツ戦。遂に今季1号を放つなど4打数2安打と勝利に貢献。試合後「これまで打てなかった要因は技術かメンタルか」と聞かれ。

◆僕がカーネーションを抱え、空を飛んで会いに行っても母は喜ばない。試合に、練習に行かなくていいの？そんな顔をするでしょう。だから、代わりに僕はホームランを打ちたい。
　2024年5月の「母の日」前後、ドジャース大谷が「母の日」に感謝を伝える上記のメッセージが、母校花巻東がある花巻空港とJR花巻駅に限定公開された。