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 #132 家族への手紙

by 葉羽
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◆(夫へ)目がさめたら驚きますよ。息子達の背が伸びたのを……。一年間も眠ったままだもの。(小山洋子 44歳)

◆お母さん、あなたの病気を知った瞬間、涙が一筋、看護婦から娘に変わりました。(大川敦子 24歳)

◆親の職業欄に「土方」って書けなかったんだ、高校生の頃。父ちゃん、かんべんな。(佐藤晃 55歳)

◆お兄ちゃんが寮に入った夜、お母さん2階で泣いてたよ。私は我慢したけどね。(渕田あかね 13歳)

◆おい兄貴、親はちんけな旅行より仕送りを喜ぶもんだ。俺? 俺は次男じゃ。(菅原正孜 25歳)

◆合格発表の時、「車で本読んでる。」と言ったお父さん。あの時、本逆さだったよ。(長谷川祥子 19歳)

◆もうやめようよ!みんなで同じ事ばかり言って ぼくがみるよ、おふくろの事。(森 忠司 42歳)

◆(娘へ)三十の愚かな母は 三歳の貴女と別れて 一日も忘れはしない 柔らかなぬくもりを(伊藤清子 58歳)

 

 

 

葉羽 「家族への手紙」について

 一世を風靡した福井県丸岡町が募集し単行本化した『一筆啓上』シリーズの「日本一短い家族への手紙」からの抜粋です。思い出すたびに読み直していますけれど、そのたびに胸が熱くなります。


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