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 #009 坂本竜馬の交渉術

by hasimoto
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◆坂本竜馬の交渉術(京都霊山護国寺に竜馬眠る。)
1 キーパーソンをみつける。
2 互いの利益を一致させる。
3 互いに体面を保てるようにする。

◆田中角栄がカリスマでありえた理由は、脇が甘くて懐が深い人柄だ。誰彼構わず面倒見がいい。目線の高さは誰に対しても同じ。義理と人情が背広を着ているようなオッサンだったからである。こうした属性が日本人は好きだ。

◆「人生は落丁の多い書物に似ている」 芥川龍之介「藪の中」

◆現象だけを見て難詰するのはインテリ凡俗の常である。政治は現実だ。可憐な乙女の祈りで修羅場をしのぎ、権力闘争を勝ち抜くことはできない。追い詰められた選択に異を唱えるのは、安全地帯にいるノーテンキな口舌の徒である。

◆中南米からウナギの稚魚(しらす)を輸入するが、輸送途上で大部分が死滅する。そこで関係者が考えた方法は、しらすの輸送枡の中にピラニアを一匹入れる。ピラニアはしらすを食いまくるが1割も食えず、逃げまくった9割は無事日本に着く。

 

 

 

葉羽「坂本竜馬の交渉術」について

 先月15日のトランプと習近平の会談の報に触れ、外交とは全くこの言葉通りだと痛感しました。

 また、最後のウナギの稚魚とピラニアの話は実に不思議。いったい誰がこんな事を始めたのでしょうか?慧眼に感服。


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