part-11 流れ星

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葉羽様

 寒い夜空、満天の星の一角(近年都会では地上が明るすぎて無理かも?)に流れ星が見えたら皆さんは何をお願いしますか?

 子供の頃流れ星の消えるまでに願い事を3回唱えれば其れが叶うというお話を聞いたことがありませんか?

 何となくロマンティックなお話ですね。

 空の星には太陽と同じように核融合反応によって高温になり発光する恒星、地球や金星のように自分では光を出さないで恒星の光を反射して光って見える惑星、月のように惑星の周りを公転する衛星、自ら分解してガスを発生した結果、光を発する彗星、流星(流れ星)があります。

 流れ星(しし座流星群) 流れ星(しし座流星群)

 流れ星は太陽を回る小さな砂粒が地球大気と激しく衝突して光を発します。

 この流星物質は地上100~120kmで光り始め、地上80kmでは光を止めてしまいます。

 80kmより低くなると大気が濃くなり、それによって流星物質の速度は急激に落ち、光らなくなります。

 その間ほんの1秒足らず、実際願い事を考えようと思ううちに消えてしまいます。

 中には数秒光続けるものもありますが、これは全部が蒸発しないで、地上に流星物質が達しているもので非常に稀です。

 流れ星は毎年決まった時期に決まった星座方角に明け方近く見られます。

 本年1月4日午前2~3時ピークに「しぶんぎ(四分儀)座流星群の観測絶好だったのですが残念なことに見逃してしまいました。

 四分儀とは16~17世紀に用いられた扇形の天体観測器のことで、四方八方に星が飛ぶように見えるのでつけられたとの事です。

 願い事を考えて夜空を見上げるのも何となく夢のあるお話ではないでしょうか☆☆☆

Ms.DreamMs.Dream 2006.2.5

葉羽

 みなさんご承知のとおり、前回配信した「はやぶさ大成功!」の直後に「はやぶさ」が姿勢制御不能になり、交信が途絶えるという事故がありました。

 その後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の懸命の努力により、地球への帰還を当初予定の2007年6月から3年間延期することで復旧の目処がたったようです。

「はやぶさ大成功!」には、全国から数多くのアクセスが寄せられているので、ここにその後の経過を付記させていただきました。

 そして・・・流れ星。

 6.5度からプラスマイナス0.9度の間・・・この数字はカプセル型宇宙船が宇宙から地球の大気圏に戻ってくる時の突入角度です。

 その角度を僅かでも外れれば、宇宙船は大気の抵抗で宇宙に弾き飛ばされるか、もしくは地上に到達する前に燃え尽きてしまいます。

 地球を人間の頭に例えれば、まさに髪の毛1本ほどの狭い回廊です。

 また、地球の回転軌道上には無数の岩石やチリが漂っており、これが毎秒平均400個の割合で地球に向かって降り注いでいます。

 その殆どは、流星となって地上に到達する前に燃え尽きてしまいますが、ごくまれに宇宙船の突入角で進入するものがあり、これが形を残して激突したものが隕石となるのです。

 隕石は、あまたの流れ星の中で“髪の毛1本”のチャンスを捉えた“選ばれし者”なんですね。

 ではまた!


 

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