part-07 ASTRO-EⅡ
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葉羽様

 本日10日12時30分、M-V-6号機は「X線天文衛星ASTROEII」を搭載し、内之浦宇宙センターから打ち上げに成功、衛星が正常に分離されたことを確認し「すざく」と命名されました。

 朱雀RSさんご覧になったでしょうか?

 去る6日は雨の為、打ち上げが延期になり雨の季節ゆえ関係者の心労は大変だったと思います。

 4日後には野口さんが搭乗するスペースシャトルの打ち上げがあるし、そのあとなると射場での作業も大変だし経費の面もそれ以上に大変なことでしょうから・・・

 打ち上げの瞬間、TV・Newsで見て感動!!

 一昨年「はやぶさ」の打ち上げの光景を思い出していました。

 「はやぶさ」も順調に飛行を続け目的の「いとかわ」まであと僅かです。

 東大の故糸川博士がはじめてペンシルロケットを飛ばしてから今年は50周年記念です。

 到達の瞬間をカメラに納め地上に送られてくるらしいです。

 いまからワクワクします。

 スペースシャトルの再飛行も4日後に迫りました。

 コロンビアの事故後慎重に、安全性に点検を重ねた上のことですからきっと巧くいくと思います。

 TV・Newsで野口さんが”Let’s Fly” と元気に手を上げておられました。

 日清が開発した宇宙ラーメンも積まれたことでしょう。

 成功をお祈りします。

Ms.DreamMs.Dream 2005.7.10

AStrO-Eのミッション(打ち上げ前の資料から引用:葉羽)

1. 銀河団の高温ガスと宇宙の構造の進化
宇宙の中でも高温でかつ激しい活動領域からは、X線を中心に多量のエネルギー放射が行われています。例えば銀河が集団となっている銀河団では、1000 万度から1億度の高温ガスの中に銀河が浮かんでいます。X線でしか見えない高温ガスの質量は、可視光で見えている構成銀河の質量の3倍ほどもあり、銀河団の本質を知るためにX線観測が欠かせません1。アストロE衛星の高分解能分光器を用いることにより、このガスの元素2 の成分と、物理状態とを、これまでとは桁違いの精度で詳しく調べることができるようになります。そのために、はじめて、銀河団中の激しい高温ガスの流れを解明する3 事ができるようになります。これにより、銀河、銀河団の形成のしくみが明らかになり、宇宙の構造形成がいかに進んできたかを知る手がかりが得られる事が期待されます。

2. ブラックホール流入物質の運動と時空構造
中性子星やブラックホールへ大量の物質が流れ込み、それらの重力エネルギーが解放されてX線で明るく光っていることも良く知られています。アストロE衛星の高分解能分光器やX線CCDカメラでは、落下物質のブラックホール近くでの運動を検出することができ、ブラックホール近傍の時空構造の解明4が期待できます。また、多くの銀河の中心には、巨大なブラックホールが存在していることが、日本のあすか衛星の観 測でも明らかになってきています。アストロE衛星では更に高い感度で、遠くの銀河まで詳しく調べ、その進化を探ることにしています。

3. 高エネルギー粒子加速
地上には、非常に高いエネルギーの宇宙線がふりそそいでいます。中には、1個の粒子あたり16ジュール5という想像を絶するエネルギーに達するものもあります。宇宙には、こうした宇宙線を作り出す「巨大加速器」が存在し、その中で粒子が加速されて高いエネルギーを持つと考えられています。広い波長にわたって観測を行う事のできるアストロ E 衛星では、高いエネルギーのX線・ガンマ線の観測から、宇宙線の加速がどこで、どのように行われているかを探査し、その起源と加速の機構を探ろうとしています。

 

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