Ayumi
先日研修の一環として、ダッカを離れ、シャプラニールのパートナーNGOである"PAPRI"に数日ステイしました。
空気はきれいでご飯も美味しく、毎日フィールドにくっついて廻り、スタッフや村の人々にベンガル語の練習に付き合ってもらって元気にダッカに帰ってきた・・・と思ったら熱がでていました。
熱はどんどん上がる。
原因は多分、最終日の夜中の「嵐」。
バングラデシュは今雨季で毎日たくさんの雨が降ります。
ステイしている間も、初め数日はそれでも晴れ間が多かったのが日に日に曇りや雨の時間が長くなり、最後の夜中には、嵐のような大風と雨がゲストハウスを打ちつけました。
風は部屋についている小さな窓をがっとこじ開けるほど。
だから、少し怖いなと思いながらも目をつむって嵐が過ぎるのをじっと待ち…そのまま寝てしまいました。
当然寝てしまえば「怖いよー」という気持ちもドコへやら、いつものようにお腹を出してぐーすかやっているわけですから、雨で気温も下がっている中、風邪をひくのも当然といえば当然。
風邪をひくと昼間にいっぱいテレビが見られてラッキーといっていられるのは小学生の頃だけで、オトナになってからはその分確実に自分の首を絞め、周りにも迷惑をかけるので早め早めに薬を飲んで、さっさと直すのが常識。
ダッカに戻ったら早速カゼ薬をのんでみたものの、効果ゼロ。
熱はどんどん上がる。解熱剤を飲む。これも効かない!
まずいなぁ、学校も休まなきゃ、駐在員日記の締め切りもあるし(笑)寝てる場合じゃないよな…
結局発熱4日目の夜に頭痛がひどくなったので大の注射ギライの私もとうとう観念して病院に行きました。
無事復活
ダッカには日本語のできるベンガル人のお医者さんがいるのです。
本当にありがたい。
そして私を見るや否や・・・
「ただのカゼです。レモンジュースをのんでよく寝てください。」
無事注射の難を逃れ、風邪だということもはっきりして気持ちがほっとしたのか、熱はその後下降し無事復活となりました。
しかし、今回学んだことは、とにかく早く早く直そうと焦ってはいけないということです。
こんなに早い段階で解熱剤を飲んだのも実は危険で、かかった病気と飲んだ解熱剤の組み合わせによっては余計症状が悪化する場合もあるということだし、まずは存分に(?)発熱してその病気が何であるのかを正確に把握しなくてはなりません。
デング熱、腸チフス、A型肝炎などにかかっている可能性もあります。
それに気候、環境がかなり厳しいバングラデシュ。
(実際住んでみると、結構このことを忘れてしまう。)
あ、そういえば厳しいんだっけ?という具合(笑)で生活しているのですから、やはり充分に休息し、体力は完全に回復させなければならず、それが結果的には人に迷惑をかけずに最短で復活する道なのです。
だからきっと、ちゃんと人が寝ていられるようにバングラの風邪はしばらく熱が下がらないようにできているのかもな、など一人で納得。
熱が出れば風邪だろうという思い込み、寝込めば早く復活を、というペース、私はやっぱり日本仕様で働いていたようです。
一人で病院に行くのはコワイのでできれば病気はあまりしたくないけれど、こうして一つ一つ「バングラに住む自分」に優しいスタイルを身に着けたいと思います。
Ayumi (2019年8月1日リニューアル・アップ)
葉羽
さて、現地からの第二信は、いきなり大きなトラブル・・・海外での病ほど不安なことは無いですね。
こういう時、頼りになるのは、やはり専門家であるお医者さん。
“ただのカゼです。レモンジュースをのんでよく寝てください。”
・・・これで直してしまうとは、やはりお医者はエライ!(笑) |