by fujiko
エンジェル
第31話は「美人の日本語」で神秘的なラピスラズリの話などを・・。
瑠璃(ルリ)
~磨き抜かれた輝き~
神秘的な深い青色の宝石、
ラピスラズリ(ラピス)のことです。
梵語では“ベイルリ”と言ったそうで、
それに漢字を当てたものが“吠瑠璃”。
やがて略されて瑠璃になりました。
群青色の顔料は、
この瑠璃の粉末から作られて居たそうです。
古代エジプトでは王の象徴とされ、
また日本でも古くから魔除けや
幸運を呼ぶ石として重んじられてきました。
中国では、金・銀・蝦蛄(ジャコ貝)・瑪瑙(メノウ)
・玻璃(ハリ水晶)・珊瑚と並んで、七宝に数えられます。
“瑠璃の光も輝きから”
そんなことわざもあります。
美しく光り輝き、
パワーストーンとしても威力を発揮する瑠璃も、
やはり磨かなければ只の石・・
その輝きも磨き抜いてこそなのでしょう。
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
瑠璃(ラピスラズリ)と言うと・・先ずイメージとして頭に浮かぶのは、フェルメールのあの青~~~
あの綺麗な永遠の眼差しも、このラピスを使っているからとのこと・・
このラピスが無ければ、あの名画も生まれなかったかも知れませんよね~?
そして・・瑠璃色の深い青は、空の色でもあり・・海の色でもあり・・・全てを優しく包み込んでくれる母の色・・・
そんな色のような気がします。
虹
~大自然全の贈り物~
虹という漢字がどうして虫偏なのか
不思議に思ったことありませんか??
爬虫類の動物にも、蛇・蛙など虫偏がつきますよね?
中国の人は、虹というのは龍が天に昇る
姿だと思っていたそうです。
それで、虫偏になったと言うわけです。
龍は想像上の動物ですが、
雷雲を呼んで天に昇ると言われます。
恵みの雨の後にかかる虹を見て、
これこそ龍の姿だと思ったのでしょう~~
何と、虹は雄の龍で、
雌の龍は睨と書くのだそうです。
虹からは様々な伝説が生まれました。
天と地を結ぶ架け橋、神の世界と人間の世界を結ぶ道・・・
虹のたもとには 宝物が埋まっているなど・・・・
空が泣いた後に劇的に現れる七色の虹は
希望の形そのもの・・大自然から私たちへの
素晴らしい贈り物のようにも思えます。
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
虹に雄と雌が有るなんて~~~~?? 初めて知りました。
じゃぁ~~この間見た虹は・・どちらだったんだろ~~~??
大・小同時に二本の虹を見たことも有ったけど・・それは・虹(龍)のデートを目撃したって事??
だとしたら・・・これってちょっとしたニュースかも~~~!
でも・・虹は架け橋というより・・夢を運んでくれる橋のような気もします。
by fujiko(2007.5.15UP) 〔To
be continued〕⇒
葉羽
瑠璃色と言えば、やはり空の星が思い浮かびます。天空の星のうち、“宝石のよう”と言われる星の多くは、青白い瑠璃色の星なのです。
大口径の天体望遠鏡で天空の星を見ると、肉眼で口径わずか7ミリの瞳を通して見える光の数千倍の光が集まりますから、その煌きは息を呑むほど美しい・・まさに“天上の宝石”と呼ぶにふさわしい光景です。
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