by fujiko
エンジェル
秋の夜長の第19話・・・今宵は虫の声が聞こえます。
虫時雨(ムシシグレ)
~左脳で聴く音~
「虫時雨」とは、鳴きしきる虫の音を
時雨の音にたとえて言ったものです。
時雨は降ったりやんだりする小雨のこと。
音を時雨に例えたものには、
他に「蝉時雨」や「川音の時雨」が有ります。
日本人は、虫の鳴き声を左脳で聞く
数少ない民族だそうです。
右脳しか使わなければ、
単なる物音や雑音としてしか聞こえない
虫の鳴き声を虫の「声」として
言葉として聞いているのですね。
右脳で感じた音を左脳で翻訳し、
又右脳で感じるという作業を繰り返しているのでしょう・・・
それは、相手の言った言葉から
その気持ちを汲み取る作業と似ています。
あなたは虫たちの声から
どんなメッセージを汲み取りますか?
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
さぁぁ~のぉ~~??(方言?) ∬´ー`∬ウフ♪
虫たちは 今を生きているって事を
謳歌してるような声に聞こえる・・
短い一生だから・・
生きた証を 残したい・・
今が総て・・
そんな風に感じるのだけど・・・
これから 寒さが厳しくなるにつれて
家に近づいて鳴く虫たち・・
ぬくもりを探しているのだろうか・・??
細石(サザレイシ)
~「君が代」の誕生日(1893年)~
小さな石ころがたくさん集まって、やがて大きな石になる。
そして 苔が生えるほど 揺るぎのないものになる。
なんと果てしない自然の営みでしょう。
~細石の 巌となりて 苔の生すまで~
一般に細石は単なる小石を意味しますが、
石灰質角礫岩の小石の場合、
溶け出した炭酸カルシウムが沈着して、
やがて岩となるそうです。
私たち一人一人は 細石のようなちっぽけな存在。
でも、その小さな思いが集まって、
大きな奇跡を呼ぶこともあるということですね。
例えば・・今の平和も一人一人の小さな願いが集まって、
大きな願いへと広がっていったものだと思います。
細石の心は普通の思いではないでしょうか?
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
今年 偶然にも・・
“これが国歌に歌われている細石です”
という細石を見てきました。
本当に小さな石が集まって
一つの大きな石の固まりになっていて・・
不思議な気がしました。
ただ・・それは、この「君が代」を胸に
戦火に散った若い命を悼む知覧の町にありました・・
平和への感謝を今一度確認した思いです。
by fujiko(2006.9.26UP) 〔To
be continued〕⇒
葉羽
昔僕は、
“君が代はぁ~ 千代にぃ~ 八千代にぃ~ さざれ~”
っていうので、「八千代にさざれる」って、
どんなことだろうかずっと考えてました。
←(そもそも“さざれる”って言葉、無いだろが!)
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