いま、逢いに行きます Poem
by 葉羽
朝霧が晴れて 光さす野辺
ため息を どうするわけでもないけれど
物思いながら ひとり歩む小経(こみち)
ふいに 貴方の香りがしたようで
振り向いてみたけれど
そこは 風に揺れている蓮華草
生まれた街を
捨て去ることはできないけれど
悲しい思い出も
捨て去ることはできないけれど
せめて この想いひとつだけ
瑠璃色の風に乗せて
貴方に 届けましょう
瞳を閉じて・・
千里を越えて・・
いま、逢いに行きます
いま、逢いに行きます
(Present for Fujiko on WhiteDay in 2008) |