マスカレード Poem
by Fujiko
真っ白な雲が 少しだけ春めいて・・
碧い空の隙間から 暖かな光がこぼれ落ちる
春はそこにいるのに・・
凍り付いた爪先が 激しく春を拒む
まやかしの春はいらないと 寂しく拒む
何時になったら 溶けるのだろう・・
何時まで待てば・・・??
狂おしいほどの不安を抱えたままで・・
今日も又 “微笑”という名の仮面を付ける
この指先が 小さな春を確かめるまで・・
軽やかな 春の微笑みが戻ってくるまで・・
今日という日のステージの為に
又 新しい仮面を付ける・・
そして・・また一つ 哀しみの仮面が増えた |