現代美術作家。
1957年、福島県二本松市において1752年より酒造業を営む太田家に生まれる。昭和30年代、工場敷地内にあった生家は会社との境界が曖昧で、ガラス戸越しに業務の行程が見え、酒の香りが漂う。幼いうちは工場や古い倉庫の探検を遊びとし、ひたひたと湿り気のある暗がりのなか、反響する音を聴いていたことをおぼえている。
1982年より絵画、1992年よりインスタレーションの発表を開始する。
蟻の群れを見るように人間を眺めて浮かび上がる“生物としてのヒト”と、他者と共生する“社会的存在としての人”をみつめ、人間とはなにかを探ろうと試みる。
社会的・精神的な“境界”や“周縁”における人の心理や行動に興味を感じ、世界の多様な地域に触れ、人々と出会うことがライフワーク。
作品制作発表活動と平行し、[ECHO]、[Between
ECO & EGO]などのアートプロジェクトや、海外との交流を共同企画する。
"丸山芳子 Official Website"
>> |