丸山芳子 これから数回に渡り、ノルウェイでの滞在制作記録を紹介いたします。
【2011/7/14】
北極圏内に位置するノルウェイ中部の街 Kjerringoy(シャリンゴイ)で開催される[KUNST I NATUR 2011](英語なら ART IN NATURE 2011)という国際野外展に参加するため、現地へ向けて出発する。
ほぼ24時間かけて、自宅~成田空港~デンマークのコペンハーゲン~ノルウェイのオスロ~ノルウェイのボーデという街までたどり着いた。
早く現地時間に体を慣らすために、睡魔と戦いながらの、長~い移動の1日だった。
ボーデ(地図ではボードーと書いてある)は距離メータのあたり。
その南に北極圏を示す青いラインがある。
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拡大地図 |
下地図は、下の印がボーデ、上の印がシャリンゴイ。
移動の最後に、重い荷物と睡眠不足とでよれよれの私の目の前に現れたのは、飛行機の下に延々と果てしなく広がるノルウェイの森と、そこに点在する湖とが織り上げる地表の美しさ…。
森がふかふかの苔か絨毯のように見える。
眼を凝らすと、森の中にちゃんと集落が見える。
それでも、人の生活の痕跡よりは圧倒的な大自然だ。
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ノルウェイの森 |
こんな息をのむ光景で旅人をお出迎えできるノルウェイの国民は鼻が高いだろう。
私が感嘆の声をあげたら、飛行中に話がはずんだ臨席のノルウェイ人のおじさんが、「こういうものを持っている国民として、とてもハッピーだよ!」と言った。
主催の代表アーネさんが迎えにくるのは明日の朝だから、白夜の深夜12時にボーデのホテルにゴールインして移動終了。
ノルウェイの地図
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