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さあ、始まります!アートプロジェクト
精神の〈北〉へ。
下の写真が会場:三十八間蔵への入口。ここを左折すると・・・
最初に目に入るのが小さな建物。
作来場者の『未来への希望』を障子の1マス1マスに。小さな蔵は今回の展示用に作られたものです。
by Vigdis Haugtro&Margrethe Aas
作品「転がる蔵」では、お茶がふるまわれ、待つ間、静まった心で「希望」を書きます。それは、障子戸に貼られます。
おや?誰かが入っているぞ・・。
今日の「精神の北へ」は茶道が取り入れられました。入り口に建つ作品「転がる蔵」のなかでお茶をたてるのは、福島県立博物館のマドンナ小林さん!着物が似合う!
博物館のマドンナってたくさん居るからなぁ。
(小林)
何だすて!?
あわわわわ・・。
さらに、こんな雪の小路を進んでいくと・・・

こんな門から入るのです!ようこそ!精神の〈北〉へ!
開催にこぎ着けたことがうれしくて、初日の朝は、ヴィグディスがドラムをたたき、戦闘開始の合図のように聞こえた!
会場では丸山芳子さんがお出迎え。
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会場で待つ丸山芳子さん (写真:神保
亜弥美さん)
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【アートになる北国 アートになる三十八間蔵】 エサシトモコ
丸山芳子さんが本展のテーマである「精神の北へ」を具現するために、世界の北方にすむ作家、東北にゆかりのある作家から作品画像を集めて展示した空間。
青い糸は蔵の外にある「井戸」を通じて世界中とつながっているイメージだということだ。
会津・漆の芸術祭ディレクターの福島県立博物館赤坂館長が三十八間蔵会場を訪問。話題は尽きませんでした。
赤坂
憲雄さんには、このプロジェクトを継続させましょう!と言っていただけました。興味深い東北感のコメントの数々に、ますますリサーチへの意欲がわきます。
「精神の<北>へ」今日の催しは、北欧の先住民サミ人と、東北の蝦夷(えみし)を語るというもの。少ない資料のエミシをどのように紹介するか。乏しい知識ではあるけれども、東北と世界の民族の比較検証の最初の一歩。
【2013/3/10】
精神の〈北〉へ、のイベント「母の秘密、私はサミなのね!」
ノルウェーの北の民族サミに関するドキュメンタリー映像を来場者と観覧。
その前の、北へのイメージ、サミと蝦夷、などに関する来場者とのディスカッションはとても興味深い内容となりました。
<3/10(日)の催し>「捨てられた島 セント・キルダ島の人々」
イギリス本島との行き来を阻む荒海。島民は船を使う事ができず、常にヘリコプターに頼らなければなりませんでした。急病のときも、生活物資も。彼らはやむなく島を去り、本島に移らなければならなくなったのです。
この状況は、福島原発事故によって、故郷を捨てざるを得ない人々を思い起こさせるのです。
【2013/3/11】
最後の夜
祈りを込めてキャンドルを灯しています。展示は今日まで。最後の夜です。
やがて夜は更けて・・。
会場までの雪のプロムナードに、追悼の火をともして、静かに幕を閉じました。
       
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