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by Maruyama Yoshiko / Site arranged by Habane |
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(丸山芳子)ルリタテハの羽化を見守りました。
【2022/10/3】 ルリタテハ 庭の草花ホトトギスに何匹もの毛虫がたかって、葉を貪っている! 以前この植物を食べていた赤と黒の毒々しい毛虫のツマグロヒョウモンとは少し違う。夫がネットで調べて、ルリタテハとわかった。
これは、黒い羽に瑠璃色の帯がある美しい蝶だ。 羽化するまで観察してみることにし、前蛹化して茎にぶらさがっているのと、幼虫の2匹をホトトギスの茎ごと部屋に持ち込んだ。 前蛹になっていたルリタテハは翌日、次のステージのサナギになろうと、さかさまにぶらさがったまま、毛むくじゃらの皮を脱ぎはじめた。 尻尾のところに寄せた皮を脱ぎ捨てようとするが、皮がなかなか落ちない。はげしく身悶えした。 あまりにも激しく体を振りすぎたサナギは、なんと脱いだ皮ではなく自分の方が落下。なんてこった!(ちょっと笑えた)
ひょうきんというか間抜けというか。どうするんだい?! 茎には毛むくじゃらの丸まった皮だけが残った。。。 転落サナギは、まだ脱皮したてのやわらかい体で頭から落ちた。その上、正常なら頭を下にしたサナギの中で蝶の体をつくっていくのに、横たわっているしかない。 このまま死なずに、数日間かけて蝶になってくれないだろうか。。。かすかな望みをいだいて、転落サナギを柚子の葉に横たえ、見守った。 昨日、サナギは真っ黒になった。死んでミイラになり始めたのだろうか?
昼過ぎに、別の幼虫を観察しているたらいの縁に黒いものがある。枯れた葉がくっついているのかな?よくみると、蝶だ。 転落サナギの翌日サナギになった2番目のルリタテハが、早々に羽化したのかな? ちがう!落下した方だ! 柚子の葉の上のサナギは、頭部が裂けて空っぽになっていた。
おめでとう、おめでとう!無事だったんだね。 これまでのどんな羽化よりもうれしい。 葉羽 生きていたんですね!本当に良かったなぁ!
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