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by Maruyama Yoshiko / Site arranged by Habane |
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(丸山芳子)ウクライナ周辺に暮らす友人たちのことが気がかりです。
【2022/3/10】 歌う革命 ロシアによるウクライナ侵攻は、日増しに危機的な事態に突き進んでいる。それがさらにエスカレートして悲惨な結末に至らないように、祈るばかりだ。 私にとって、ウクライナの人々のことはもちろんのこと、その周辺国に暮らしているたくさんの友人アーティストたちのことも気がかりだ。 フィンランド、ポーランド、エストニア、リトアニア、ルーマニア、ブルガリア…そこにいる友人たちも、固唾を飲んで侵攻の成り行きを見守っていることだろう。 このところ聴いているCDがある。 第二次世界大戦時にソ連に占領され、徹底した民族主義の弾圧とロシア化を経験したバルト三国のものだ。 1枚は、エストニアを訪ねた時に、首都タリンに暮らす友人からのもの。これは、エストニアにとってのソ連からの独立回復の象徴となった非暴力革命「歌う革命」と呼ばれる民族歌謡祭。 困難な歴史を乗り越えた人々が高らかに歌い上げる声の、とてつもない集合に胸が熱くなる。 もう1枚は、リトアニアでの個展を企画してくれた友人が、私の現地滞在中にプレゼントしてくれたもの。リトアニアの民族音楽の歌声だ。 音として聴く言語とユニークなメロディは、現代音楽のようにも聴こえ、イマジネーションを刺激する。 ウクライナとロシア。あぁ。。なんとかして平和的解決が見出せますように。 【2022/3/12】 生まれた星に還る 昨日は11年目の3月11日。 突然この世から去らなければならなかった多くの魂を思い、静かに過ごしたい日。 なのに、わけあってこの日に確定申告に行かねばならず、6時間近く順番を待ち続けた辛抱の1日に。。。 気を取り直し、7月の個展にむけたウォーミングアップに、描きかけの旧作に手を入れてみた。 「生まれた星に還る」シリーズを2006年に描いていたころの一枚。 ウクライナの惨状を知った今、描きながら違う想いも感じてしまう。 人が故郷の地や、生まれた地球を想うとき、そこがどんなに厳しい環境でも、災難があっても、そこを失うのはつらい。 福島の原発周辺の町も、戦場となったウクライナの町も。 ◆「生まれた星に還る #13」 【2022/3/13】 前号のコメントについて 岸波靖彦様 いつも、ご紹介下さり、ありがとうございます! 広報ベタの私には、応援になっています。 葉羽さんの、最後のコメントに応答し、私の作品についてご説明しますとー インスタレーション作品は、会場に設置したものすべてが、インスタレーションの要素として、一体化するように構成しました。 ですから、床の作品を中心に、絵画も、映像も、天井から吊ったバナーの画像も、インスタレーションの要素です。
絵画は、この世界にあるものすべて(森羅万象)宇宙も、動物も、想像上の生き物も、描いています。 床に設営した作品は、この世を俯瞰して見える視界をつくり、地上の風景、生き物たちの姿をイメージしました。 まだ出会っていない、みたことのない存在(未知の生物、新型ウィルスも)も含まれています。 つまり、床の作品と絵画で表現したものは、どちらもこの世に存在する(であろう)ものたち、ということです。 これからも、よろしくお願いします。 丸山芳子 葉羽 失礼いたしました。前回のコメントを上書き修正するより、経過をきちんと残した方がいいと思われ、こちらに掲載させていただきました。
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