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(丸山芳子)中学生絵画展の審査会がありました。
【2018/12/7】 中学生絵画展審査会 昨日は、「佐藤太清記念 中学生絵画展(板橋区立美術館主催)」の審査会だった。 早いもので今回で10年審査員を務めている。 子供と大人の間のグラデーションの中で、最も興味深いと思える年齢の表現に、毎年じっくり向き合うのは楽しい。 時に揺れ、高揚し、大人ぶる作者の心を覗き込むようだ。 審査員3人は、それぞれが審査を受けるときの自分の心境を思い返しながら、作者の背中をそっと押す。 写真は、石神井公園を散策した時の水の中。 【2018/12/17】 キムンカムイとアイヌ 友人たちによるこの企画展の紹介をFBで知って、ぜひ見たい!と思った「キムンカムイとアイヌ」秋田県立博物館。 (~1/23) 北原モコットゥナシ次郎太さん(北海道大学准教授)の講演とアイヌの歌と踊りの公演日に合わせて、先々週末、雪の秋田へ。 展示会場最初の挨拶文は、日本語とアイヌ語のカタカナ表記が並び、アイヌ文化を尊重するこの開催の意思を感じた。 北原さんの講演でも、この展示のねらいとして「アイヌと和人の相互理解」を上げた。 ご本人も東京生まれで、樺太アイヌの血を引くという。アイヌであることを(差別を受けないように)伏せて生き、次世代に引き継げない人もいる。 その一方で、いま全国から北海道に渡って、アイヌ文化を学ぼうとする若者もいるそうだ。 言葉や文化、世界観は、そのように残そうと意識して取り組まない限りあっという間に消えてしまう。 世界中にある同様の状況を思った。 タイトルにあるキムンカムイ(山にいる神)とは、アイヌの人々の信仰の特別な対象である熊のことで、イヨマンテ(熊の霊送り)に関する展示や映像によって丁寧に紹介され、アイヌの精神世界に触れることができた。 公演で圧巻だったのは、ムックル(ムックリともいう)の音。木部と糸のシンプルな構造なのに、風の音、雨の音、感情もあらわすことができるとか。 驚くほど多様な音色だった。練習してみたくなった。 葉羽 ああ、このムックルの話…自分で弾いてみたくなりました。あれほど好きだった楽器から、しばらく遠ざかっています。
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