前号写真の佐藤オリエとか山本圭とか昭和すぎて泣ける。
昭和の神髄、昭和の本流の世代だ。
テーブルではなくちゃぶ台、カラーテレビではなく白黒テレビ、カラオケルームではなく歌声喫茶、パジャマではなく寝間着、携帯ではなく黒電話、シネコンではなく映画館、ケイスケホンダではなく釜本、などなど昭和遺産の世代だ。
私より約一回り上の世代だが、昔の「若者たち」も後期高齢者になっている。
やがて末期高齢者だが人の平均寿命は、まだまだのびる。
さらに、つけたして終期高齢者などと言葉が増えるのか。
増える高齢者問題を解決する方法は簡単だ。50歳まで若者にして80歳まで中年にすれば高齢者はイッキに減る。
高齢者対象の社会福祉経費が減り、シルバー世代の割引がなくなれば財政赤字問題も解決する。
中国ではツルの一声で実現しそうだが日本では無理な話か。
「♪戦争が終わって僕らは生まれた。戦争を知らない子供たちさ」だが、その子供たちも、若者たちになり、大人になり、中年、そして老年と時代は進む。
「♪巡る巡るよ、時代は巡る」で、走馬燈のように時代はグルグルメグルが、JRAのロゴ入り走馬燈なんてものはないか。
観覧車もグルグル回っているが、年を取るとトイレが心配で、うかつには乗れない。
ドラッグストアに行くと多くの種類の大人用おむつが販売されている。かつて「オシメをするようになったら、オシメ―だ」なんて冗談を言っていたが、明日は我が身か。
バブル期、肩パッドのイケイケ世代も、やがては尿パッドのイキイキ世代になるのか。パッドしない話で恐縮です。
カジノのルーレットもグルグル回るが、高校の頃に授業をさぼって行った喫茶店に百円硬貨を直接入れて遊ぶカジノゲーム機があった。
番号が合うと直接百円硬貨が出てくる違法ゲーム機だった。
この業界、要するにショバ代(税金)を払えば何でも合法になる。
パチンコも競馬も競輪も賭博だが、ショバ代と管轄機関には、ミカジメ料を払っているので問題ない。
地方の国道沿いに、場違いな感じで広い駐車場を持つ競艇の場外券販売所があったりして驚く。
日本型IRのカジノが話題だが、すでに日本は十分にギャンブル列島だ。FXや仮想通貨など投資の名のギャンブルも横行している。
ネットでもFXのCМのあとに、サラ金のCМが頻繁に出現するので、この業界は堅い絆で結ばれている。
「明日に架ける橋」は有名な曲だが、今は「明日に賭ける橋」か。
サイモンとガーファンクルだが、「スカーボロー・フェアー」のスカーボローって地名のことで、「ボロ市」の事ではありませんから。
「サウンド・オブ・サイレンス」や「ミセス・ロビンソン」など一人部屋で懐かしく聞いていると、しんみりと昔々を思い出す。
映画「卒業」だが、知人や親族の結婚式に参加するたび、毎回、最後にダスティン・ホフマンみたいな男が現れて、花嫁をさらっていくのではないかなどと、不謹慎な妄想することがある。
つーか、自分自身の結婚式の時も、彼女の元カレが突然現れて新婦をさらっていくのではなどと一瞬思ったが、幸か不幸か?そんな映画のような事はなかった。
キャサリンを失うとキャサリン・ロスになるのか。
ダスティン・ホフマンは、いつもフマン顔だが「青春」のエネルギーの源は満たされない不満かもしれない。
「♪青春時代の真中は、道に迷っているばかり」で、「一生青春」なんて実は辛いことだ。
青春落第留年中で、いつまでも青春卒業できない私だが、裏口入学があるように、裏口卒業もあるのか。
カネもコネもないので裏口卒業もできないボクです。
(2018.7.26)アンブレラあつし |