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その47

夏がくれば思いだす。

 吉永小百合の宣伝につられて「大人の休日」で旅行しても吉永小百合には会えないしポイントをいくらためても握手券との交換はない。

 昭和のマドンナは、彼女だと思うが夏目雅子もイイネ。酒井和歌子もイイネ。

「昭和の女優はアフターがイイね」って一部の人にしか理解できないセリフだがとりあえず、受けねらいでおまけに書いてみるが、おまけのセリフをセリフサービスとはいわない。

 七月七日は七夕だった。「♪笹の葉さらさら」だが今の私に大事なのは血液サラサラだ。いまさらだが、なおさら健康第一か。

「元気ですか~」元気があれば何でもできるアントニオ猪木だが昭和プロレスが懐かしい。

 力道山は空手チョップで馬場は十六文キック。猪木は卍字固め。大木金太郎は原爆頭突でネーミングがすごい。

 原爆固めという技もあり放送用語の場外乱闘状態だ。

 四の字固めはデストロイヤーで鉄の爪(アイアンクロー)はエリックだ。

 昭和の少年は番組後に布団の上で技の確かめ復習をする。男三兄弟だったので各技についてよく研究できた。

 夏には蚊帳の中でやるとリングの中でやっているようで臨場感がありエキサイトして熱くなり親に怒られる。

 布団が汗まみれだが血まみれにはならない。

 プロレスの流血は演出らしいしプロレスそのものがショーだと少年の夢を壊す大人の発言は昔からあった。

「大人になったらしないこと」のひとつは若者の夢をつまないことだ。

「少年よ大志を抱け」だが老人がいつまでも大志を抱いて引退しないので若者の出る幕がない。

 いい時代、悪い時代があるとすれば若者が夢を持てない時代は確実に悪い時代だ。

 ボーイズ、ビー、アンビシャスだが今はオールドボーイズ、ビー、アンビシャスで私はビー、アンブレラだ。

 オールドガールズは、ビー、ゴージャス(美魔女)でデインジャラスか。まあどーでもいんじゃらす。

 ネコじゃらすだが最近の猫はねずみをデリシャスには感じないらしい。

 ネコといえば、マタタビだが「またたび、ふたたび、ひとりたび」人生は自分探しのナビゲータビだが風に吹かれて彷徨う。

「♪青春時代が夢なんて」だが「♪年金時代が夢なんて」になるのか。

 現代社会は、勝ち組で年金が多くもらえる世代に有利な社会になっており「働けど働けどわが暮らしよくならず」世代は固定化し格差社会をつくっている。

「じっと手を見る」だが、じっとスマホを見てるしかない。

 話がボーイズビーで「くらーく先生」になってきたが夏の夜の話に話題をかえる。

 前述した蚊帳だが今は家の戸を開けっ放しで寝る事はまずないので蚊帳をつることもない。

 蚊帳に入るにはお約束があって入る前に手元の蚊帳の裾を持ってよくはらう。

 入るときに蚊も同時に一匹でも入ってしまったら蚊に食われ放題になり大変な事になる。

 子供の頃の思い出だが蚊帳にはいると必ず仰向けになって両足の足先を蚊帳の天井部にタッチする運動をよくやったが自分だけか。

 雷がなると蚊帳の中が安全と言われて蚊帳の真ん中に兄弟で固まって座っていた。

 幼い頃にプロレスをして遊んだ二つ年上の兄は3年前に定年退職したが2年前に亡くなり、私も過日その年を超え兄が生きなかった時間を生きている。

「♪夏が来れば思い出す」だが夏が過ぎれば忘れる。やがては夏が来ても思い出せなくなるのか。

 夏なのに「♪ハルかな尾瀬」って、その春ではありませんから。

 尾瀬でオーゼイの人にまたアオーゼ。苦い過去を健やかに忘れる事が出来るなら健忘症も悪くない。

 (2016.7.18)アンブレラあつし

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