前回、書き忘れたが中学校には女子ソフト部もあった。
何故かソフト部は一学年上と一学年下の部員ばかりだった。一学年上の部員には魅力的な方が多くいた。
狭い校庭なのでソフトボールが陸上の練習場所に転がってくる。拾って返してやると軽く会釈して微笑んでくれる。
一緒に活動したい気分だったが女子部なのでまざれない。
いつまでもソフト部員の方に見とれていたら練習にならないので、ボールを返したらすぐに戻らなければならないが後ろ髪ひかれる想いか。
あの頃は引かれる後ろ髪もあった。
もう約20年前の話だが、国体が福島で開催された時、勤務校の近くでソフトボール競技が開催され見る機会があった。
まじかで見たがマジカと思うくらい玉が早い。ピッチャーから離されたボールがうなりをあげてキャッチャーのミットに吸いこまれる。
中学時代に遠くから眺めたソフトのイメージとは全く違う。
体つきもユニフォームの中にプロテクターをつけているようにいかつい。顔つきはホームベースのようだ。
ソフトは名のとおり軟弱で、お嬢様スポーツだと思っていたが、ハードで格闘技のようだ。
ショックだったがショックにはショックアブソーバーか。旨すぎる蕎麦を食べ驚いても「ショックやぶそーばー」とはいわない。
上野には老舗の蕎麦屋をはじめ多くの有名店があるが高いところには行かないし行けない。
ホテルも安い所が中心で、部屋は狭く壁も薄くて冷蔵庫もないが慣れてきた。
部屋には小さなバスもあるが、温度調節が面倒なので大浴場を利用する。
過日、風呂場で入浴中のおじさんに「仕事でお泊りですか」話しかけられたので「遊びです」と答えた。
さすがに「芸術活動」とは言えない。
その方は私よりやや年上のようだったが東京マラソンに参加するために上京したとのこと。
よくよく聞いてみると選手としてではなくボランティアとしての参加だという。確かに体型はマラソンする体型ではなく小太りだ。
「こぶとりおじさん」だがコブはない。
年間に25回くらい全国のマラソン大会に参加するらしい。マラソンボランティアの追っかけだが実際には走らない。
自分の事も話そうとしたが説明が長くなって湯船でのぼせても困るので「観光目的」にした。上野動物園の前で水撒きしながら定点観光を楽しんでいる。
動物園の中の動物より外の動物のほうが面白い。
鳩とカラスとヒトが主な動物だが、鳩やカラスは自活しているので年金暮らしの私より偉い。
鳩は平和のシンボルだが集団になると以外と凶暴だ。
過日、よく確かめずにベンチに座ったらズボンに鳥の糞がついてしまった。
糞害だが憤慨もした。
群は集団だがヒトも集団になると凶暴になりやすい。
侵略も「先制的集団的自衛権」と言いかえれば正当化されるのか。
アジアはアメリカと中国の陣取りゲームだが大国同士は仲良くしてほしい。
カラスは色が黒いだけで何かと差別されるが「ぶらっく差別」か。
♪からす何故泣くのカラスの勝手にシンドバット~セクシーだが、かわいい七つの子がいる。
七つは七歳にするとカラスにとっては子どもでなくなるので七羽のことなのか。
意味不明だが七だけに「しち誤算」だったのか。
ごさん十五で九々は♪クック、クック~私の青い鳥だがクックと鳴くのはハトなので青い鳥に合わないような気がするが作詞は有名な方なので異論をはさまないようにしよう。
長いものにはマカレロ、チキングラタンだ。
トリとめの無い話なので止めにする。
過日、テレビ番組制作会社から取材依頼があった。インドネシアのテレビで日本の情報番組らしい。
インドネシア人の美人レポーターが体験的に水撒き絵に挑戦したりして約30分くらい撮影した。
インドネシアに生息しているオラウータンを描いたら大変喜んでいた。
オラウータンはマレー語で「森の人」だが上野の森も桜の季節は人であふれ「人の森」になる。
カメラ、音声等の日本人スタッフ5名に囲まれて撮影が進行した。
観光客がさらに現場を取り囲みちょっとしたスター気分だったがキブンスターというタバコはない。
映像が編集されて現地でどんな番組になるのだろうか。
日本は面白い国と思われさらに観光客が増えて社会的貢献ができれば本望だが編集しだいでは妙な誤解を招き国益を損なう。
レポーターがカメラの前でインドネシア語でペラペラ喋っていたが意味がわからない。
何を語ろうが、いまさら、もう手遅れで責任は取れない。
「オラしーらん」だ。
美人レポーターだが近くで見ると大きなマスカラをつけていて化粧も濃い。
人間は化粧をする猿か。
イケメン、ゴリラが話題だが男性化粧品マンダムのモデル、ブロンソンもゴリラにどこか似ている。
МG5、ヴァイタリス、柳屋アットレー、昭和の男性化粧品が懐かしいが今はポリグリップか。
葉(歯)のない桜が姥桜の語源らしいが現代は誤用されているらしい。
桜の季節がまた来て歳を重ね老いていく。老いていくことは置いて行くことなのか。おいたものは、やがてゴミになるが許してほしい。
上野公園も花見の季節を迎えて大きなゴミ入れがあちこちに目立ち景観をむしろ損ねているが、みんな、みんな、ごみんなさいだ。
(2016.3.25)アンブレラあつし |