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その246

♪みんな笑ってる、明日もいい天気
♪ボクはノー天気。

 前号で長寿の区切りを白寿(99歳)まで書いたが、さらに百寿(100歳)そして大還暦(120歳)まであってビックリ。

「大還暦」にはダイカンゲキだが、「いつまで生きるんかい」と言いたくなる。

 世界一の長寿はフランスの女性で122歳まで生きたらしいが、情報の信頼性には疑問もあるらしい。

 高齢になると本人の記憶も曖昧になるので、戸籍の記録が大事だが、戸籍の文字の劣化など紙資料の保管にも限界がある。

 今は戸籍は電子データーに保管しているらしいが、世の中、絶対ということは絶対ない。入力ミスもある。

 女として生まれたが、女性に馴染めず性転換した人は、出生届けの入力「ミス」だったのか。

 なんて悪い冗談は「ヨシ子さん」だが、つまらないギャグは「ヨシ夫さん」なんて日本語はありませんから。

 最近のニュースだが、高齢者の基準を65歳から70歳に引き上げる案があるらしい。

 高齢者基準引き上げによって年金支給年齢も上がるに違いない。

 確かに最近の年寄りは元気だが、70歳といえば「古希」ではないか。古希までコキ使われるのか。

 令和は、高齢者になっても働く体力や気力がないとツライ時代になりそうだが、体力、気力があっても判断力がないと危険だ。

 高齢者の自動車事故が相変わらず多い。私も以前にもまして慎重運転に心がけているが、過日、危ない目にあった。

 交通整理の警備員の指示にしたがって運転したつもりだったのだが、あやうく別な車とぶつかるところだった。

 よく見ると、その警備員は私より高齢で、道路の車の状況をよく確認していないし、手に持っている小旗の扱いが曖昧だった。言い方は悪いが見るからに経験のない素人のような感じだ。

 人手不足の時代だが、安易に高齢者に仕事をさせてはいけない。業界アルアルで下請け仕事が二次三次と回され責任も曖昧になる。

 ツーカ、調べたら警備員の指示に従って事故を起こしても、責任は運転者にアルらしい。

 高齢ドライバーに高齢警備員、これが老人大国の現状で私も、その一員だ。

 前記した「ヨシ夫さん」だが、「○○夫さん」といえば、サザエさんの夫「マスオさん」が有名だ。「マスオさん状態」という言葉まである。

 ネットで調べたらサザエさんの父、波平は、なんと54歳で驚く。昔の定年55歳の一年前の設定だったのだな。

 波平のあの風貌は、今の時代だったら、とうに70歳は過ぎているイメージだ。

「♩お魚くわえたドラ猫」なんて昭和の風景だが、「♩財布を忘れて愉快なサザエさん」は、平成には「♩携帯忘れて愉快なサザエさん」に、令和には「♩スマホを忘れて」になるのか。

「♩みんな笑ってる、明日もいい天気」なんて、「白寿」まで、あと30年の「ノー天気」なボクです。

 (2024.6.8)アンブレラあつし

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