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その221

青春の、昭和消えゆく、異次元に

 前号で地元の中野不動尊が「日本三大不動尊」と自称していることに、「それはモリすぎ」と揶揄したが、ネットで調べたら「五本の指」または「トップテン」には入るらしく、有名な不動尊の一つだった。

 私の認識不足でゴメンナサイ。年は取っても未熟者の私だな。

 たしか、就職して二年目に中古車を買った時、中野不動尊で「交通安全」の御守りと安全ステッカーを買った。

 あれ以来、車の運転で壁にぶつけたり、こすったりすることはシバシバあっても、幸い大きな車の事故に遭遇してないのは、きっと中野不動尊の「御利益」に違いない。

 サスガ「日本三大不動尊」。今後、参拝に行く機会があったら、今までのご加護に感謝で心から深く頭を下げなければならない。

 その時は御守りも新しく買いたいが、安全ステッカーはシールの跡が残るのでやめる。

 前回、シール跡を消そうとして市販のスプレー塗装を車にしたら、よけいに目立ってしまった。

 ツーカ、中古車は表面塗装が微妙に変色しているので同じ色合いにはならない。全く同じ色に同化させようとした私がドーカしていた。

「日本三大○○」とか「元祖○○」は権威の枕詞で、昔から日本中にアルアル言葉だが、最近のニュースの言葉で「骨太の○○」とか「異次元の○○」とかよく聞く。

「スゴーイ○○」「ヤバーイ○○」ということだが、乱発し過ぎて世の中「骨太、異次元」だらけになり、ダラケル。

「骨太の政策が骨抜きになった」とか「骨太の骨粗しょう症対策」なんてウケるが、「骨太のケンタッキーチキン」は、お得感がないか。

「異次元の時限爆弾」なんてのは物騒だな。

「骨太、異次元」の政策って、ようするに「太っ腹の」とか「前代未聞の」ということで、その財源は税金や国の借金だ。成果が出なければ、最後は国民にツケがまわされる。

 政治家は手柄は大袈裟に誇張して自慢するが、失敗したら自腹を切るような太っ腹な政治家は前代未聞だ。

 私は「太っ腹」に生きてきた訳ではないのに、年に一度の市民健診では、いつも「胴回り」を計測され「お腹まわり太いですね」と指摘される。

 骨太、異次元のメタボ対策をしないと、今までのズボンもはけなくなるのか。

 異次元だが、異次元って一体何次元なのか。

 一次元は「線」、二次元は「面」で、三次元は「立体」、四次元は「立体」に時間軸が加わる空間と、昔何かで習った事があるが、令和の若者にとっては「昭和」なんてきっと異次元の世界だ。

 五次元は英語でフィフス・デメンションで「♩輝く星座、アクエリアス」を唄ったフィフス・デメンションというグループがあったが、大学時代の「五時限」の授業は、代返を頼み教室から消えバイトの世界にワープしていたボクです。

「昭和」も異次元にワープしやがて消えゆく。

 (2023.6.17)アンブレラあつし

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