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その195

過ちて改めざる、是を過ちという。

 前号で「氏名打者」とか「ご氏名」とか書いたが、「指名打者」「ご指名」が正しい。

←指摘が分かるよう修正しておいたよ♪葉羽

 読者であり投稿者であるT氏から私的に指摘があったが、アヤマチをシテキしてくれること、ステキなことだ。

「過ちて改めざる、これを過ちという」は論語の一節だが簡単なようで難しい。

 最近の私はアヤマチと思っても、へ理屈を探して正当化してしまう事が多々ある。

「♪ラブ イズ オーバー、若いあやまちと、笑っていえる時がくるから」欧陽菲菲の歌だ。

 若いアヤマチは修正できるし周囲からの指摘もあるが、老いたアヤマチは本人も気がつかないし、周囲も遠慮するので独り善がりになる。

「♪ライフ イズ オーバー、老いたあやまちと、笑っていえる時はないから」で、先の短い高齢者にはアヤマチに気づく将来の時間は少ない。

 欧陽菲菲の歌には「♪こぬか雨降る御堂筋・・・」なんて歌もあるが、雨降る御堂筋には「誰もコヌカ」なんちゃって。

 同じ中国系の歌手に「アジアの歌姫、テレサテン」がいる。

 既に他界した彼女だが中国名は「鄧麗君」というらしい。名は体を表すでカッコいい。

 テレサテンは英語名らしいが「♪紅茶のおいしいテレサテン」なんていうテレホン喫茶はないか。

「純喫茶」「同伴喫茶」「テレホン喫茶」みんな昭和時代の言葉で死語になっている。

 高校時代に同伴喫茶に一人で入り、すぐに間違いと分かり出てきた思い出がある。

 中は真っ暗で何も見えなかったが異様な雰囲気だったのを覚えている。

 学生時代に東京の銭湯の女湯に勘違いして入ったこともあった。

 普段は行かない銭湯で、今までの経験から男湯は左側と思い込みがあった。

 番台のオバサンにお金を渡し3メートルくらい入った所で周りの状況に気づき、あわてて出たが、周りは誰も気づかなかったのか騒ぎにはならなかった。

 番台のオバサンからも特にオトガメはなかったが、当時は超長髪だったので女性だとでも思ったのか。

 銭湯は若いアヤマチだったが、40歳の頃、間違って温泉の女湯に入ったこともある。

 飯坂温泉の教員関係者が安く泊まれる某A旅館で、昼間は研修会で夜は懇親会があった。

 飲み過ぎたので夜の入浴はよくないと思い、朝風呂に行ったが二日酔いでボーっとしていた。

 お湯の中でぼんやりしていると何やら女性の声が聞こえる。

「なんで女性が男湯に来るんだ、ここは混浴か」と一瞬思ったが、また新たな女性の声が聞こえる。

 湯けむりモーモーなので姿は見えないが、二日酔いも一瞬で覚め自分が間違えて女湯にいる事に気がついた。

 頭にタオルを乗せ、首まで温泉につかりイロイロと考える。

 ここは早急に出なければならないが、脱衣所で女性にハチ合わせするとヤバイ。

 しかし、時間が立つほど入浴客が増える可能性がある。ここはイチかバチか出るしかない。

 湯けむりの中、静かに風呂から上がり、脱兎のごとく脱衣所を駆け抜けた。

 幸い、日頃の行いがいいので脱衣所には誰もいなかった。

 あの時、運悪く脱衣所で女性に出会って騒がれ、警察に通報されてマスコミに報道されたら今の私はない。

 連続する不運が人を決定的に不幸にする。

 あの時、温泉の女湯に入浴していたのは、声質から若い女性ではなくオバサンに違いない。

「♪あわれ少女よ、霧の少女」という懐メロがあるが、女性も歳を重ね温泉につかると「♪あはれ少女よ、湯気の中のおばさん」に変身する。

 男性が女性の裸姿を見たいのは自然な「欲情」だが、銭湯や温泉などの「公衆浴場」では「公衆欲情」になって犯罪になる。

 現職だったら「懲戒免職」だが、町内会の行事で流しソーメンをやる事を「町会麺食」とは言いませんから。

 このつまらないギャグ、ソーメンと一緒に水に流して忘れてほしい。

「過ちて改めず水に流す、是、我が人生なり」、孔子混同のボクです。

 (2022.6.18)アンブレラあつし

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