その160 |
あの日、私は貴女に、えらバレンタインデ―なんて失恋記念日 |
前号で話題にしたおニャン子クラブだが「国生さおり」ではなく「国生さゆり」だった。
←(さりげなく直しておいたよ。)
明らかに「風に吹かれて」頭が外も中も風化しているが、後日気がつくという事は、まだ少しはマトモなのか。
国生さゆりの歌にあるバレンタインデーも近いが、学校には「勉強に関係のないものは教室に持ち込んではなりませぬ」というオキテがある。
この掟、教室ではなく、下駄箱(靴入れ)はダメなのかというと、ヤッパだめ。
学校教育に関する法令上、通学時間も含めて学校管理下にある。
ちょっと、それ、やりスギ、スギ良太郎と思う人もいるとは思うが、この法令のおかげで通学上事故に会った時、それなりの公的補償がある。
日本の学校についてマスコミや評論家がツベコベ語るが、実は総合的に優れている。
特に義務教育の分野は世界的にもトップレベルだ。
よく「オーベイでは・・・」なんて「オーヘイに」語る教育評論家がいるが、欧米の実情や日本の制度がよく分らない人の発言だ。
ダメな教師は私も含めて、どこの組織にもイルイル、イルミネーションで、日本だけのことではナイナイ、ナイチンゲールだ。
話はバレンタインデーに戻るが、中学校の担任をしていたので、クラスの生徒指導も職務の一つだ。
バレンタインデーの前日には生徒に「チョコレートは学校に持ってきてダメ」と事前指導する。
生徒は一斉に「エーっと」反応するが、これって「お約束」で毎年言うので分っているのに「初めて聞いたような」リアクションをする。
この「お約束」だが世の中に溢れていて、マスコミのインタビューなど「お約束」の代表だ。
「チョコレートを隠れて持参しバレンタインデーと思っても悪事はばれる、バレルデー」・・
「先生が見つけたら、即、没収。下校時には返すがチョコレートをチョ
ッコと囓っちゃうぞ」・・
~とバレンタインジョークで脅かすが、オヤジギャグに対する生徒の反応は冷たい。
校則ってヤボなものが多いが、生徒指導も仕事の一つなのでやるしかない。
とはいっても私は根がダメ教師なので、厳しくは取り締まれない。実際は見て見ぬふりだ。
バレンタイン愛には「愛は盲目」対応だが、この「見て見ぬふり」ができない真面目で正義感が強すぎるコマッタ先生もいる。
世の中は「見て見ぬふり」や「聞き流す」事も大事だ。
チョットした失言を大袈裟に取り上げ、目くじらを立てる雌(メ)クジラもいるが、聞き流すくらいの大きな度量がほしい。
多少の事は聞きナガスクジラの大きさがないと、多様な民族、宗教、思想の国際大会など運営できない。
欧米から見ればイスラム社会は十分に「女性蔑視」社会だが、IOCは以前より問題にしてない。
ツーカ、ボランティア降りるとか、聖火ランナー辞退するとかハシャギスギ。
白い服で国会に来たシラケタ女性議員もいたが、マスコミがネタにするので悪ノリする。
話は戻るが、昭和の昔、バレンタインデーには、昇降口の下駄箱の靴の陰に、そっとチョコレートが手書きのカードと共に置いてあったりしたな。
「♪チョコレートは明治」だが、「昭和のチョコレート」は甘くて苦い「青春」の味だ。
中学校の頃、同じクラスで、ドー見ても自分より下だと思っていた男子に、バレンタインデーにクラスのM子さんから、もらったというチョコレートを見せられた時は超ショックだった。
「ウ、負けた・・」と思い、彼より自分がランクで下だという事を実感させられた。
わざわざ私に自慢することもないだろうと思ったが、モテル男は何かモッテルのか。
もしかしてと思い、自分の下駄箱、上履きの中も探したが何もないと、アンモナイトだった。
こっちが好きになっても、相手は同じように好きにならないという不条理を学ぶのも学校だな。
私のチョコレートの「苦い思い」は「荷が重い」トラウマとなって忘れる事ができない。
社会が発展し差別のない平等な福祉社会になると、メーカーの消費拡大戦略もあり「義理チョコ」とか出てくるが、男女の愛はもともと「差別的」「独占的」に相手を選ぶ。なんてエラブッテ、愛を語りました。
前号で話題にした「♪運がいいとか〜悪いとか〜、人は時々口にするけど・・・」は、さだまさしの「無縁坂」だが、無縁坂46なんていう中年オバサンのアイドルグループは未だない。
乃木坂46や欅坂46など○○坂がブームだったが、ブームも去り今は降り坂なのか。
「降り坂もドン底までいけば、もう降ることはない」なんて、クダラナイ話しをしている人生降り坂66のボクです。
標題の「あの日、私は貴女に、えらバレンタインデーなんて失恋記念日」は、俵万智の「サラダ記念日」っぽいが、人生は後悔しても「いまさらダ」で、「あの日あの時と、後悔しても、いまサラダ記念日」なんて書いちゃっていーの。
イーノ、イーノ、飯野町。
合併しちゃってもイーノまち。俵まち。地獄マチ。
(2021.2.13)アンブレラあつし |