前号の写真は「花形満」だった。「巨人の星」の登場人物は他に、父の星一徹、佐門豊作、などすぐに思い浮かぶ。
昨日、食べたものを思い出せない事がよくアルアル、思い出アルバム昭和Gさんの私だが、伴宙太、星明子など次々に登場人物の名前が出てくるな。
意外と頭脳明晰な私だと自画自賛するが、名前の漢字には何名か自信がなくネットで調べたボクです。
昭和の遠い記憶は、すぐに思い浮かぶ近い記憶で、昭和記憶の引き出しは広くて奥が深い。
隠れ引き出しのような隠れた記憶なんかも脳にあるのか、時々変な夢
を見る。
それにしても花形満の髪型は、何ヘアーというのだろう。
あの髪に投手の投げたボールが触れればデッドボールになるのか。さらに顔に近いので危険球になって投手退場になってしまうのか。
投手にとって、花形は困ったバッターだな。
あの前髪だが、ブラックジャックもあんな髪型をしていた。
チェッカーズのメンバーも、あの「前髪ダラリ」だったが、床屋に行って「花形満の髪型でお願いします」と言っても、恐らく通じない。
写真を持っていって、こんな風にと頼んだら何かのコスプレですかと理容師に言われるな。
「巨人の星」以外にも昭和スポコンの漫画は他にもイロイロあった。
「スポコン」は「スポーツ根性」の略で、「スパコン」は「スーパーコンピューター」の略だが、日本の「スパコン」開発で、「二位じゃ、だめなんでしょうか」と当時の担当官僚を厳しく追求したR議員がいたな。
スポコンに「アタックナンバーワン」があるようにスパコンもナンバーワンが大事なのだよとR議員には言いたい。
また、「政党の第二党でも、所詮は二位、ナンバーツーで満足ですか」と彼女に聞いてみたいが、眉間にシワをよせて厳しく反論されそうだな。
「♪苦しくたって、悲しくたって、コ−トの中では平気なの・・・・」は前記のアタックナンバーワンの主題歌だが、「だけど涙が出ちゃう、だって女の子だもん」の台詞は、今の男女平等の時代には問題発言になるのか。
「女の涙」は昔からある攻撃法で、「♪涙の数だけ、強くなれるよ」なので女はますます強くなる。
「巨人の星」の原作は梶原一騎で、彼は他にも「明日のジョー」や「タイガーマスク」「若き血のイレブン」、「空手バカ一代」と数多くのスポコン漫画の原作者になっていて驚くが、これだけスポコンものを書くと言うことは、彼はスポーツコンプレックス、スポコンだったのか。
「愛と誠」も彼が原作らしいが、相撲の横綱や大関への昇進時の口上で力士が「相撲に対する愛と誠の気持ちで頑張ります」と言ったら天国の梶原一騎も嬉しくて、イッキに涙を流すな。
「愛と誠」は映画にもなり西城秀樹や早乙女愛が「誠」と「愛」を演じた。
二人とも他界してしまい「愛と誠」も昭和の死語で、今の時代に「愛と誠」なんて真顔で言ったら、まわりがドンビキする。
話は変わるが、過日、インフルエンザの予防接種と血圧の薬をもらいに近くの病院に通院した。
インフルエンザは問診票を記入するのだが、文字が小さいし質問事項も多くて面倒だった。
やっと書き終えて受付の方に渡したら、記入した私の年齢を見て、「あっ、高齢者の方は、こちらの問診票です」と言われ、別の問診票を渡された。
一瞬、ムッとしたが、これってもしかしたら「若く見られたという事」かと思い直し、怒りが喜びに変わった。
人は些細な事で怒り、単純なことで喜ぶのだな。
高齢者用の問診票は文字も大きいし、記入事項も少ない。
しかも予防接種は高齢者割引がある。日本は高齢者に優しい「老人天国」で、老人によっては本当の「天国」に行くより現世の「老人天国」に居た方が幸せでツイ長生きしてしまう。
薬は近くのドラッグストアに併設された薬局に行ったのだが、会計でTポイントカードありますかと聞かれ、薬もTポイントなのかと驚く。
ツーカ、以前は医院で薬もくれたので助かったのだが、今は医薬分業で別になっているところが多くて時間もかかり面倒だ。
今、はやりの「ワンストップ」で、元に戻して欲しい。
ヤクザな医師が薬の調合もすればヤクザイシだななんて待っている時間に妄想してしまう。
薬局でも医者と同じような事を、薬剤師も指導説明するので時間がか
かる。
余計な質問はしないで「ハイ、ハイ」と答える「ハイハイGさん」の私だ。
来年の今頃はインフルエンザと同じようにコロナの予防接種も簡単に受けられるようになるのだろうか。
などと来年の事を言うと鬼が笑うが、世間は「鬼滅の刃」ブームだ。
「鬼滅の刃」だが、今は、春からの「コロナのヤイバ」が収まらずコ
ロナのヤバイ時代になっている。
(2020.11.7)アンブレラあつし |