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その142

福島おもいで行進曲

 マンデー、ツーさんからの「傘と共に去りぬ」のネーミング案だが、物忘れが激しくなると「傘を置いて去りぬ」になる事が多い。

 昔、傘には記名したものだが、今や、傘は消耗品で傘を忘れても取りに行く人は少なく、傘置き場には忘れ物カサがカサばっている。

 白い木綿糸で名前を縫って記名した傘が、学校の傘立てに並んでいた昭和のよき時代がありました。

「♪マリリンモンロー、ノーリターン」、忘れ物傘もノーリターンだが、新しい生活様式でビフォーコロナにノーリターンはジーサンにはつらい。

「傘と共に来たる」はカーサンだが「♪雨、雨、降れ降れ、母さんが蛇の目で、お迎え嬉しいな」って雨乞いの歌ではない。

 働き方改革で専業主婦が死語になろうという時代には、母親賛歌の昭和マボロシソングだな。

「♪おふくろさんよ、おふくろさん・・・、雨が降るときは傘になり・・・」だが、日本はアメリカの核の傘に雨宿りしっぱなしだ。

 だからと言って「♪いつかは世の中の傘になれよと・・・」と核武装してはいけない。

「♪母さんが夜なべをして手袋編んでくれた。木枯らし吹いて冷たかろうて、せっせっと編んだだよ」だが、誰の手袋と聞かれれば「アンダだよ」と答える田舎の母か。

「♪今も聞こえる、おふくろの声、ボクに人生を教えてくれたー」は海援隊だが、法律で中学生は煙草ば、カイエンタイ。

 コロナ騒ぎの中、いつのまにか「母の日」が既に終っていた。

 母のダジャレジョークを「ハッハ」と笑ってほしいが、笑ってもいられない事が福島市に起きた。

 中合デパートが九月から閉店になるらしい。

 オーマイゴッドスパゲティー。

 福島県のデパートは郡山の「うすい」だけになってしまうではないか。福島市が郡山市に負けてしまう。

「福島市は存在感がウスイばい。あれで県庁所在地なんだがんない」と郡山弁で言われてしまう。

 意地でも郡山のデパートには行きたくないので、仙台に行くしかないな。これで、マジ駅前が淋しくなってしまう。

 本宮市民が郡山に行くのはしょうがないが、二本松市民までも郡山に買い物に行くようになってしまう。

 でも、よく考えれば郡山の薄皮饅頭やママドールに、福島の太陽堂の麦せんべいや菊屋の羊羹は、既に負けている。

 駅弁の福豆屋は郡山に今でもあるが、福島の駅弁屋、伊藤弁当部は今はもうない。

 以前より郡山市は「経済県都」とか言われていたが、福島市のデパート消滅で「県都」移転についてもケントーされてしまう。

 ツーカ、郡山市は福島県のほぼ真ん中にあり、昔から県庁移転が話題にはなっていたが、さらに現実味がましてきた。

 せめて私の目の黒いうちは、福島市に県庁を置いてほしい。

「私の目の黒いうちは・・・」という日本語の使い方はあるが、「私の腹の黒いうちは・・・」なんていう表現はないか。

 今年は地元が舞台の朝ドラやオリンピックの野球、ソフトの試合会場と盛り上がるはずだったのに、オリンピック延期や観光自粛でアテが外れた。

 朝ドラだが、東京に舞台が移っても主人公が相変わらずの福島弁で嬉しい。

 また福島行進曲とか福島夜曲とか、ご当地ソングが心に響くが、福島行進曲って口ごもると福島後進国になるので発音には注意だな。

 このさい、駅前活性化起爆剤として旧中合のモニュメント、ミサイルタワーの復刻版を駅前に設置し文字どおり起爆剤にする。

 駅前再開発の複合ビルには商業施設も出来るらしいが、昭和街並再現フロアを設置し、玩具店のヱビスヤ、スーパーのハトヤフードセンター、菓子店の大正軒などの懐かしい店名を入れて高齢者をターゲットに集客するのはどうか。

 なんて相変わらず、一部関係者をターゲットにウケをねらって自己満足ブログを書いているボクです。

 (2020.6.6)アンブレラあつし

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