前号の007だが、ロンドンのテムズ川沿いにMIー5(英国情報局)がある。
観光遊覧船のガイドが「ここが007で有名な英国情報局の建物です」なんて簡単に紹介するので驚く。
それって秘密のアッコちゃんではないのかとも思うのだが、本当に重要なトップシークレットの施設は別にあるに違いない。
スパイ活動というと、イメージが悪いが、諜報活動は重宝活動で事前に情報を収集・公開することで戦争の未然防止につながる。
ポーカーゲームで相手のカードと自分のカードが事前にわかってしまったら勝負にならないのと同じだ。
ポーカーだが「幸せだな、ぽーかー、ポーカーをしている時が一番幸せなんだ」なんてシャレは令和には通じないか。
我ながら書いてしまって赤面するようなダジャレだが、動揺することなくポーカーフェイスでいなければならないな。
勝負事の麻雀も、相手のヤクが事前にわかれば、むやみにオッカケリーチなんてしない。場合によっては勝負をしないでオリル。「金持ちケンカせず」だ。
麻雀だが「リーチ」に、「マイケル」と反応したらウケルか。
昔からだが、戦争は相手をよく知らずに、お互いの無知な意地の張り合いで開戦につながる。
負け戦は始めから、やらないのが賢者の選択だ。勝てば官軍だが、勝ったからといって失うものも多く、できれば戦わずして勝つのが正しい戦争だ。
ゲームは勝っても負けてもリセットできるが、実際の戦争になれば、戦死者もだが戦傷者も多く出る。
実は、この戦傷者の福祉厚生として、パラリンピックが英国で発案された。
軍事国家にとっては最新鋭兵器も重要だが、お国のために戦った兵隊を大事にすることも重要なことで、兵隊の士気にもつながる。
兵隊に勲章を与えるだけでは、強い軍隊はできない。
社員の給料だけでなく福利厚生のある会社が、社員の離職者も少なく、企業としての高い競争力を持つのと同じだ。
パラリンピックで、日本の選手は病気とか事故による障がい者がほとんどだが、外国は戦傷者も多い。
戦傷者というとスポーツ大会としてのパラリンピックのイメージが悪くなるので、あえて表の話題にはしない。
戦争で互いに敵味方となって戦い負傷して、またパラリンピックで戦うなんて事があったら、「障がい者スポーツの祭典」なんて、戦争の「リターンマッチ」で笑えないブラックジョークになる。
ツーカ、オリンピックもだが「スポーツの祭典」とかいいながら、結局、スポーツを手段にしたメダル獲得戦争だ。
勝つためには手段を選ばずなので、ドーピングはあるし、厚底シューズも開発される。
パラリンピックの車椅子も競技用に開発されたハイテク機器で、先進国の障がい者は有利な立場だ。
冷静に考えれば、どんなゲームでも同じ条件、同じ道具で戦うのが基本だが、競技によっては「そんなの関係ネー」になっていて、仁義なき戦いになっている。
パラリンピックは「障がいを乗り越えて」みたいな、美談の玉手箱で、お涙ちょうだいのストーリーが作られる。
美談だが、ダニエル・ビダンなんていう歌手はいませんから。
ダニエル・ビダルだが、「♪私は夢見るシャンソン人形」ってフランス人形みたいな顔をして歌っていたな。
なんてグダグダ書いてきたが、世間は新形コロナで大騒ぎだ。
新形コロナってトヨタの新車ではないが、世界中を駆け回っていてブレーキがなかなかかけられない。
自然災害もだが伝染病も脅威だ。抵抗力がなければ重篤化し死に至る。
日本でも帰国チャーター機や入院施設など、つぎつぎ対策がとられているが、やはり人間に生まれてきてよかっな。
これが家畜だったら鳥インフルや豚コレラ、狂牛病のように簡単に殺処分だ。
「♪いいな、いいな、人間っていいな」って、その通りで、人間様のよさを実感する。
動物愛護団体は、特定のお気に入りの動物は異常に愛護するが、家畜には冷たい。
穴を掘って無慈悲に家畜を殺処分する人間は、家畜にとって「鬼畜」だな。
新形コロナウイルスの可能性があると、国の指定する施設に経過観察で一時的に隔離されるらしい。
外部と接触はできないので、室内で過ごすが退屈だろうな。
どうせ隔離されるなら、個人的には山奥の秘境温泉がいいな。なんて不謹慎なことを妄想している私だが、仕事もせずに秘境温泉三昧は、周りからヒキョウ者と言われそうだ。
「ひきょう者」って「ド田舎」出身者に対する差別用語ではありませんから。
(2020.2.1)アンブレラあつし |